足関節の捻挫を予防する走り方、股関節を正しく使う意識を高めましょう!

競技で足関節の捻挫は少なくありません。

これは大きな原因があります。

①足の爪先が下方を向いて着地している

②地面を股関節で捉えていない。

 

この2点が大きな原因です。

まっすぐだけ走るならいいですが、カーブやカッティングなど

相手のいるプレーで走るにはこの走り方は危険です。

正しい走り方を覚えることが足の捻挫を予防することに繋がります。

 

股関節と胸椎を使う走り方の足の捻挫を無くす!

 

走る時に重要になるのは止める動作です。

走るという動作は本来、自分のスピードをコントロール出来るだけの

能力で動く必要があります。このコントロールが出来ないと転倒することに

なります。

 

走る時のブレーキは2つあります。

股関節と胸椎です。

この関節を正しく使うことで止める動作を行えます。

股関節ではヒップヒンジというお尻を後方に引く動作が走る時には

必要になります。

① ヒンジ動作でのスプリット姿勢

 

写真①ではヒンジ動作をおこなったランジ運動をしております。

前脚の股関節部分でしっかりと臀部で地面を押すことで

スピードをコントロールすることが出来ます。

このヒンジ動作が股関節ではなく膝関節で行うことで

走る時にブレーキをかけることが出来なくなり足首の関節を不安定に

する要因になります。

 

次に胸椎部分です。

胸椎は大きな可動範囲を保つ関節で可動性が高いのと肩の関節や

背筋と連動しております。

この胸椎の関節を回旋させることで上半身のブレーキを使うことが出来ます。

②胸椎の回旋動作

 

写真②のように胸椎の回旋動作を使うことで

上半身の前傾を保つことが出来ます。

写真ではかなり前傾していますが、この姿勢を維持できるのは胸椎の回旋でしっかりと

後方に背筋を使って引く動作があることで前傾を維持することが可能になります。

胸椎の回旋が軽度で腕だけで走るフォームでは前傾角度をとりにくくなる為に

前方へ転がるような形で走ることになります。

 

走る時にはこの2つの関節が正しく作動することで前傾角度をつけて走っても

転倒しないことになります。

これは競技スポーツでのステップ動作などの動きでは特に重要になります。

 

③④

上記③④のような様々な環境化で走る時もこの股関節と胸椎を正しく使って走っているのが

写真でもわかると思います。

捻挫はこのような関節が使えない状態で左右の移動などが複雑に行わることで足の回旋が起き

捻挫に繋がります。

 

最近は人工芝やアスファルトが生活の場面や競技の場面でも多く、

幼少期で柔らかい所で走る機会が少ない為に足首自体の強度も低下しつつあります。

扁平足の多さもその要因に挙げられます。

是非、股関節と胸椎を正しく使って自分のスピードをコントロールする力を

つけるトレーニングや練習を普段から行うことが必要になります。

 

足首の捻挫がよくおきる、頻繁に足首を怪我するなどでお悩みの

親御様、気軽にお問い合わせください。

 

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

トレーナー兼コーチ 野島

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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