奈良市ジュニアトレーニングジムのasukaトレーニングクラブです。
今日は世界水泳も終わりましたが、競泳(水泳)編です。
水泳は特に小学生~中学生では、身体の使い方を正しく習得することで
その後の高校生などからのタイム向上にも大きく影響します。
又、競泳でタイムをあげるにはいくつのポイントがあります。
まず、競泳で、特に小中学生では最近多くみられるのが
泳ぎすぎです。
過度な練習は逆に、疲労骨折や身体の関節の痛みなとにつながり、結果
中学以降タイム、記録が伸び悩む傾向にあります。所謂オーバーワークです。
その為、痛み、疲労が困憊気味の場合は練習を1~2週間休ませましょう。
小学生の1~2週間休んだからといって急激にタイムが極端に落ちません。
身体は練習と休養をバランスよくとることで、その後の身体の様々な回復を
行ない、記録更新につながります。
これがまず一点目になります。疲労をためすぎてつぶれていった子供さんを多くみてきています。
その為、最近では当クラブでは水泳だけではありませんが、身体のメンテナンスについても
ご説明しています。
その結果競泳だけでなく、様々な競技の選手のお子様が記録更新をしています。
次に身体の使い方になります。特に、この体の使い方は小学生の時にはあまり意識せずに
自由形やバック(背泳)、バタフライなどをおこなっています。
しかし、関節の柔らかい小学生低学年~中学年はいいのですが、その後の高学年になると
少しづつ、骨が固くなり今までのような泳ぎ方では腰、肩などを痛めるケースが少なくありません。
これは現代病ともいえる猫背、巻き型などの姿勢の崩れです。
普段の生活で大きく姿勢が崩れているお子様が水泳のときだけ姿勢をただしく作ることが
現実的には不可能です。
その為、姿勢を維持するトレーニングを毎日行うことをお薦めします。
①胸椎の伸展回旋トレーニング ②
胸椎の可動性が特に重要です。この胸椎の伸展、屈曲、回旋がスムーズに出来ることで
より水泳の時の胸椎の動きにフィットしてきます。
胸椎が硬く動きの制限があると肩関節の動きにとても影響します。
肩関節の特に、肩甲骨が下がる、上がる動作が泳ぎでは必ずおきます。
その時に上がる、次に下がりきらないと実際には腕がうまく回旋できなく、水をかくことが出来ません。
また、身体の胸椎の回旋が入ることで泳ぐ時に身体を半身に状態にして水の抵抗を減少する
ことになります。
③半身になるバック
競泳ではバック、自由形では半身になることで身体が前に進むことになります。
しかし、これは腕ではなく、胸椎の伸展、回旋の動きがスムーズに出来る可動域がおこせるのです。
④ ⑤腹圧で体幹を引き上げるトレーニング
④⑤では、腹圧を高めることで脚と胸椎から上を全部あげます。
このトレーニングも胸椎を動かすのですが、あくまでも
お腹の圧を高めて行うことで、写真④⑤のような胸椎と脚をあげることが出来ます。
この呼吸が3つ目のポイントになります。
必ず呼吸をしっかり意識して泳ぐ癖をつけないと、身体は機能的には泳ぐことが出来ません。
この3つ目のポイントが結構難しい部分です。
最近がフィジカルトレーニングも水泳では高校生になるとほとんどの選手がおこなっています。
しかし、実際には、この呼吸筋を使えない状態で泳ぐケースが少なくなく、
アウターの筋に偏りすぎています。その為、泳ぐ速度をあげるエンジン部分の強化に繋がっていないことも
あります。
しっかり呼吸筋を意識することで、自分の泳ぐときのエンジン部分を強化しましょう。
この呼吸筋を意識することで、胸椎の動きにも更に大きな可動が可能になります。
そうすることで、タイムの記録更新になります。
是非①~③を意識してみましょう。
asuka-sports.com
トレーナー兼コーチ野島