明日はサッカーの試合ですね。
最近では一瞬で相手を抜く選手が日本でも活躍をしています。
しかし、この一瞬で相手を抜くには才能?
ではありません。
又、誤解を受けるにはラダーやミニハードルをすれば速くなるのも
少し違います。あくまでもミニハードルもラダーも動作の捉え方の
手段しかありません。やれば速くなるのではなく、どのようにすればいいのかが問題です。
脚が速くなるのは大きく分けて2つあります。
50~100mが速い、0~10mが速い。
確かにサッカー選手ではどちらも必要です。しかし、絞り込めば
0~10mが速い選手は50mも速いのです。
しかし、50mは速いが0~10mが遅い選手がほとんどと言えます。
最近では日本代表クラスの選手でも脚を速くするトレーニングを
個別で行う選手は少なくありません。今後、これは更に加速するでしょう。
全体練習で速くなることもありますが、速く走るには特に0~10mを速く走るには
動作の細かい修正が必要になります。この修正を行うことでいづれとてつもない速さを
身につけることになるのです。
ミニハードル、ラダー、などはトレーニングの道具としてはあまりいい道具とは言えません。
それは脚の回転を行うことが目的であったつま先で踏む練習ではありません。
よくみるのがラダーをつま先で速くうごかして進む練習をみます。
しかし、実際に走るときにつま先だけで走ることはありません。
逆にそのような走り方では危険性が伴います。走るときは踵は1~5mm程度浮き
重心は足の真ん中よりやや前方程度にあります。つま先ではありません。
逆につま先はしっかりパーの意識が必要です。そのことが足裏に存在する
スプリング靭帯を使うことになるのです。
私が、長年みてきてミニハードルが速い=足が速いとは言えません。
それはミニハードルは速いだけになります。あくまでも脚の回転トレーニングの
一つのツールとしてとらえています。
それよりももっと簡単で手軽で出来るトレーニングがあります。
縄跳びです。
縄跳びそれも1重跳びではありません。2重跳びです。
小学校では必ずする運動です。これほど素晴らしい運動はありません。
しかし、2重跳びが重要です。
2重跳びを跳ぶには地面をしっかり押す床反力を使って跳んでその間に腕で縄を2回回して跳びます。
しかし、これは10回以上行うには毎回地面からの反力をもらってゴムボールのような反発で
跳び続けないと10回以上は2重跳びを行うのは難しいです。
特に膝を高くあげて踵が臀部に近づけていると2重跳びは10回連続ではなかなか難しいのです。
これが速く走ることをほぼ直結します。
しかし、2重跳びが走ることと繋がるとはあまり知られていないことです。
地面を強く押すことは、小学生や中学生に指導する時に一番むずかしいのが現実です、
しかし、縄跳びならその感覚を掴むことができます。
地面を強く押す、そうすることで2重跳びはそれほど難しくはないのです。
これが走る時に踵を浮かすことと繋がります。
写真①では踵がほんの少し浮いているのがわかります。踵をつくと2重跳び連続は出来ません。
それは地面の反発をもらうには、体幹から股関節、膝、足首、足裏に一番力の伝達部分を
つなげることに最適な部分が足裏の真ん中よりやや前方になります。
ここで踏む感覚を掴むことで走る時に、どの部分で地面を押すかがわかります。
この感覚で地面を捉えることで0~10mは飛躍的に速くなります。
詳細までは全部書ききれませんが、是非興味のある方は一度
お問い合わせください。
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全日本選手権、インターハイ出場など多くの選手をトレーニングしております。
トレーナー兼コーチ 野島