今日は小学生の運動、競技についてです。
運動は中学や高校でも行うことは少なくありません。
競技も中学、高校と行うケースが少なくありません。
しかし、小学生の頃に競技や運動をどのように行うかで、中学以降では
大きく様々なことが変わります。
特に大きな原因は怪我です。
小学生の頃は身体も柔軟性、可動性があり出来たことが中学になると
出来ない、その為無理な練習などを繰り返し、怪我をするケースは少なくありません。
特に個人競技の場合、練習が一人でも出来る為にオーバーワーク気味になりやすい傾向にあります。
又、小学生の頃は身長もあまり大きくなく出来たことが、中学になり
身長も体重も増加して膝の怪我、股関節の傷害、腰の傷害になるケースが少なくないのです。
これは、身体の使い方をあまり意識しなく行っていた為、中学になり練習量や身体が大きくなることで
関節などへの負担がいきなり大きくなり怪我になることがかなり頻繁に見られます。
これらを回避するには、小学生の頃にどのうような身体の使い方をするかが
その後の競技や運動に大きな影響を与えます。
特にレベルが高くなればなるほど、中学生くらいから練習の内容もハードになります。
この身体の使い方を出来るだけ小学生の低学年や中学年くらいから行うことで
身体の正しい使い方を覚えることが出来ます。
例えば、身体を曲げる、伸ばす動作。身体を回旋する動作。
どの関節を使うのか。これを理解しないままほとんどの子供たちが運動や競技をしています。
これはとても危険です。
低学年のうちはそれほど気にならないと思います。しかし、4~6年生くらいでは
既にO脚、X脚、扁平足、猫背、反り腰など身体の姿勢に問題があるケースが
非常に多いのです。もし一度子供さんの姿勢を真っすぐ他足して踵をつけてみてください。
左右の脚の位置が違う、O脚気味などがある可能性が多いのです。
この状態でこのまま中学になるとその傾向が更に増加します。
それでは運動をしてもなかなか怪我が多くなったり、身体の様々な部分に痛みを
伴うことや走り方がおかしい、身体のバランスがおかしいなど、顕著に見えることになりかねません。
①蹴る動作
写真①はサッカーでのボールを蹴るシーンです。しかし、このように蹴る小学生は
多くはありません。
左腕が大きく伸び、右の股関節をしっかりと伸長しています。この状態で初めて蹴るという動作に
なります。これはパスの時から同じです。腕を使わないでボールを蹴る習慣などがつくと
ボールは脚だけ蹴るものと身体は覚えてしまいます。
しかし実際は違うのです。
ボールは上半身をしっかり使って全身で蹴るのです。このことをイメージする必要があります。
このようなことを子供の特に小学生の頃から関節をしっかりと伸ばす、曲げる、回旋することを
トレーニングする必要があります。
現在では遊びでなかなか、習得出来ていないことを、競技で行うことがほとんどです。
しかし、それは現実には難しいのです。正しい動作を覚えることと運動や競技を同時に行わないと
将来大きくなると怪我ばかりすることは少なくありません。
現に、小学生から動作を覚えている子供はほとんど中学、高校でも怪我をしません。
けがは外的な要因もありますが、ほとんどスポーツ傷害は身体の使い方です。
プロの選手が専属のトレーナーを必ずつけるのもその為です。一流の選手はトレーナーが何人もいり場合もあります。
しっかりと正しい動作を覚えて、その上で競技や運動も行いましょう。
そうすることで、運動や競技を長く楽しく行うことが出来ます。
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トレーナー兼コーチ野島