今日の投稿はスポ―ツ傷害を治すトレーニングについてです。
スポーツ傷害は様々な要因がありますが、基本的には2つです。
①外的な力による怪我
②自分の動作による怪我
この2つになります。
①は特に競技中でのコンタクト系と言えます。これはなかなか会費することが出来ない為に
難しいです。
しかし、ほとんどは②の自分の動作によるものが多いです。
腰は、競技ではほとんどが酷使されやすい箇所です。サッカー、野球、水泳、
ゴルフ、剣道、ラグビー、陸上、ほとんどの競技で腰を痛める頻度は高いのです。
しかし、これは腰の使い方の問題です。
腰部は本来はそれほど、脊柱部分では強い関節とは言えません。
腰は5つの椎体から構成され大きな関節とは言えません。また、可動範囲も小さく
強度な負荷には耐えにくいと言えます。しかし、”腰を回す” という言葉が先行し
腰を使うイメージが競技では多く感じます。
腰は回りません。厳密にいうと少ししか。また伸びるのも、もともと伸展しています。
その為腰は身体を支える支点としてはあまりお薦め出来ない関節なのです。
では、どの部分が重要になるか。
特に脊柱では胸椎、また股関節部分。この2つの関節が大きな可動性を持つために
動作としては向いていると言えます。
しかし、腰の部分には腹部が前面にあります。この腹部には大きな腹横筋と呼ばれる筋と
横隔膜、そして骨盤の上にある骨盤底筋と言われる筋がお腹のインナーマッスルとして作動しています。
この3つの筋がうまく活動すると腰を保護する役目になります。
それはお腹には腹圧という圧が存在します。この圧が高まると腰椎は安定します。
しかし、この圧が弱いと釣り竿のように腰椎がしなってしまうようになります。
その為にこの3つの筋を普段から強化することが競技選手にはもとめら れます。
この3つの筋を活性することで競技中に大きな力を発揮する時にお腹の圧が通常より高まることで
腰椎は守られるのです。また、この3つの筋が活性することで股関節や胸椎の可動性を高めることにも
繋がる為にとても重要な筋肉群といえます。
この筋を強化することが腰を痛めた、腰椎分離症、腰椎ヘルニアから競技復帰する
一番の早道になります。腰椎分離症
①腹圧が抜けている状態
②腹圧が高まっている状態
写真①②では腹圧が抜けている状態と入っている状態です。
走と時の姿勢ですが見た目的にも身体の重心が後方に流れているのがわかります。
しっかりと腹圧を高めることで身体を支えることに繋がります。
腰椎のヘルニアや腰椎分離症で競技復帰を御考えの選手の方、親御様
是非、お腹の腹圧を高めるトレーニングをお薦めします。
お腹の腹圧を高めることは、身体の中枢部分の強化を考えて頂いてもいいと思います。
是非、競技復帰するときは、この腹圧を高めるトレーニングをしてから
復帰しましょう。そうでないとまた、腰を痛める原因にもなります。
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トレーナー兼コーチ 野島