今日の投稿はラグビーでのパスについてです。
パスはもっとも基本的なラグビーのスキルです。しかし、小学生~中学生の間でこのパスを
練習することが高校や大学での自身のパスの精度につながります。
現在ではパスはスクリューパスが主流です。特に速く自分のチームにパスをするには
スクリューパスを覚えることは重要です。
しかし、まず基本的なパスを習得しましょう。
何故か、普通に行うパスの精度があがることでスクリューパス自然に回転することに
なります。これは投げる時に腕だけで行う選手は、難しいのですが本来パスは
股関節と胸椎の回旋動作で行います。
走りながら腕だけでパスをする方法もあるのですが、それはとても至近距離の場合のみか
オフロードパスのような形のみになります。ある程度の距離を投げるときに
腕の力だけで投げるとパスのスキルは向上しません。パスを投げるには
股関節、胸椎をどれだけ協調して行うことが出来るかが鍵になります。
①パスの瞬間
パスを行う時は現在では上半身をあまりパスする側に向けないことが主流です。
その方がより速くパスを出来るということと、止まらないでパスをもらう為にも
自分の胸は前を向いているのがベストです。
しかし、この胸を前にすることで腕が窮屈になりパスをする精度が下がる選手も少なくありません。
その為にスクリュー回転をかけてボールの回転力で飛ばします。ただここで問題になるのは
腕だけに頼るとスクリューをかけれる時間があればいいのですが
中学生、高校生レベルではその時間がなく通常のパスでなげることが
少なくありません。しかし、腕で投げる癖をつけるとパスの精度がさがり前にボールを投げたり
する可能性もあります。
まずは自分の胸椎の回旋で投げる、腕だけに頼らないことが重要です。
次に股関節です。写真①でもわかるようにほとんどがパスをする側の脚が前に来た状態で
パスをすることが多いのです。これは股関節で身体を止めることができるため
パスをする時に自分の身体を無理にパスする方向に向けなくても投げることが出来ます。
その為自分のパスする方向の脚が先に前方に出てパスに入ります。
次に股関節の動きです。パスする際は必ず股関節を曲げることが必要です。
写真①でも右の股関節が曲がりその力を使ってパスの精度をあげます。
下半身はパスを安定させる為に必要と言えます。
上半身の胸椎はパスを飛ばすための道しるべみたい役目です。
この2つが重なることでパスの精度、距離は向上します。
特に下半身の股関節の止まる能力が走りながらでも実際には走るときには
止まっていませんが、一瞬一瞬体重をブレーキをかけているのです。
その短時間のブレーキを可能にするのが股関節になります。
明日はこのブレーキをかける為のトレーニングの実践編に入りたいと思います。
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トレーナー兼コーチ 野島