今日の投稿は、ジュニアトレーニングです。
ラグビー、タグラグビーの競技力向上について。
先日も日本代表対全英ライオンズ代表との試合でも明らかに、なっていたのが
ボールコントロールする姿勢ですね。
どの形で自分がボールコントロールするのか、ジャッカル動作でも
タックル動作、ラックに向かう姿勢など。全てこのパワーポジションが基本ベースになります。
これはタグラグビーでも同じですね。
ボールコントロールするには、どの姿勢でどの形で自分でいるのかはとても重要です。
例えば、タックルに向かう際に股関節が使えずに腰を丸めてタックル動作に向かうと
自分が吹っ飛ぶか相手に大きな力を与えることも出来ません。
①②③パワーポジション
パワーポジションとは、競技を行う上で一番力が大きく発揮しやすい位置です。
この位置で地面を押して進むこでどの競技においても大きな力発揮を素早く出来るポジショニングと
言えます。
これはラグビーでも同じです。
股関節を使い、脊柱は曲がらず、膝の力は抜けている状態、そして足裏の3点支持で地面を捉えます。
この姿勢こそラグビーでの競技力向上に大きな要因となります。
しかし、この姿勢、簡単そうにみえます、なんだこんな姿勢すぐに出来る、とお思いの方多いのですが
それは静止している時ではそれほど難しくはありません。しかし、これが動き出して状態での
場合では簡単にこの姿勢をとり続けることは簡単ではありません。
パワーポジションとは、股関節のヒンジ動作がとても重要で股関節をどれだけ正しく使えかが鍵になります。
しかし、2足歩行の人間はこの股関節を使わないで生活できるのでほとんどの子供さんが腰、膝のヒンジ動作
で競技を行うことが多いのです。
④腰、膝での動作
写真④の姿勢で走る、タックル動作に入る、ジャッカル動作などに入るのです。
この影響は競技パフォーマンスの停滞だけでなく、怪我に直結します。
膝の靭帯損傷、肩の脱臼、鎖骨骨折、腰のヘルニアなど。
ラグビーは接触系の競技だけに大きな怪我になりかねません。タグラグビーでも同様のことが言えます。
昨日もタグラグビーの選手を多く見ていますが怪我の多い選手は身体の使い方に問題があります。
写真④のような形が多いと。このままの状態でいくら練習を重ねても怪我のリスクを大きくするだけと
言えます。
まず、ラグビー、タグラグビーで行うのはボールを扱うことではありません。
身体の使い方を正しく覚えることです。それがなくしては結局は競技のパフォーマンスも
低学年の間はいいのですが、高学年になると怪我のリスクをあげ競技パフォーマンスの低下に
結びつくことになると思います。
パワーポジションを正しく行うには
股関節と背部の意識が重要です。
⑤⑥ 股関節の使い方トレーニング風景
写真⑤⑥では股関節を正しく使うトレーニングです。
向かって左では背中のラインが床と平行な状態まで股関節を使ってこの姿勢を維持します。
右側は更に障害物をおいて地面に手をつく寸前の姿勢をとります。
どちらも股関節をどれだけ正しくヒンジ動作出来るかと足裏の3点支持がポイントです。
この姿勢を常に行えることで、競技のパフォーマンスは大きく変わります。
ボールへのアプローチやタックルでも小さな力で大きな力を発揮できるポジショニングと
言えます。
特に小学生などでは、タグラグビーを推奨して行うチームも増えています。
しかし、ボールを扱うだけでなく、自分の姿勢をどれだけ正しく出来るかが
最終的には高学年になる頃に怪我なくタグラグビーやラグビーを続けることになります。
私がラグビー、タグラグビーの子供さんを教える時にまずは、このパワーポジションが
スタートして教えております。是非、ラグビー、タグタグビーでの競技力向上、怪我予防で
お悩みの親御様気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島