ジュニアトレーニング。今日はシーバー病についてです。
シーバー病とは踵痛くなり、走ったりジャンプ動作でも踵が痛くなる傷害です。
別名)踵骨骨端症とも言われています。発育期の子供の踵骨骨端部の骨の端にアキレス腱が
付着しているのですが、持続的にけん引されることで血流障害などがおき炎症がおきます。
原因は不明といわれています。しかし、今まで多くのシーバー病の子供さんを見てきて
思うことが、身体の使い方に問題があることが原因であると思われます。
走る時に、つま先を下に向けて走るお子さんは少なくありません。
走る時につま先が下を向いていると、着地の際につま先が先につき、踵は
上方を向いている状態になります。しかし、その状態では踵に大きな負担がかかり実際には
踵に付着している腱などがが大きく収縮することになり踵への衝撃が増します。
②つま先の位置が脛骨と90度
写真②では一見つま先が下方を向いているとお思いですが、脛骨とつま先の位置は
90度になっています。
この状態で走ることが理想です。この状態で走ることでつま先ではなく、足裏接地を
おこないやすくなります。特に足裏の真ん中での接地が。
走る時には、この足首が90度になることが理想です。
次に、ブレーキング動作でも踵に衝撃がかかります。つま先から突っ込んで止まるような
止まり方では踵への負担が大きくなります。
写真③ではストップ動作をかけてシャトルを打ち返した所です。
この時に注意してほしいのは膝よりも股関節は後方で身体がかなり後方の位置にあるという
ことです。これは前に進んでいた力を急激に反対歩行へ移動させるには大きな力が必要になります。
このバックするには股関節と足首がポイントになります。
特に足首が空中で90度のまま踏み込みます。そうすると体重が自然をと足裏全体にのり
足裏全体で地面踏むことになります。
このような意識が競技中に必要になります。しかし、昨今ではつま先を上に向ける能力も
低下しているお子様も多く、つま先がだらんと下方を向いている状態がおおくあります。
では、普段からのトレーニングとしましては
④つま先を上にむけてのトレーニング
写真④ではつま先を上に向けて行うトレーニングです。
つま先を上方に向けながらミニハードルを越えていきます。
ミニードルを超えていく時につま先を下に向けないことが肝心です。
このようなトレーニングで踵の位置がどこにあるのか。つま先の向きはどのようになっているのかを
意識して歩行から行います。
歩行が出来ればスキップなどを最終的には走りそして止まる練習を。
意識して正しいフォームで行うことでシーバー病は治ります。
小学生で踵が痛い、なかなか治らないのは身体の使い方に問題があるだけです。
きちんろトレーニングを行うことで痛みは治ります。
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