整形外科疾患を治す、脊柱管狭窄症を治すリハビリトレーニングとは。

今日の投稿は脊柱管狭窄症を治すトレーニングです。

脊柱管狭窄症は主に60代以降に多い整形疾患です。

脊柱管が加齢、不良姿勢により狭くなり腰部の神経を圧迫します。

 

主な症状は長時間の歩行困難と長時間の同じ姿勢が難しい、又腰の痛み、

下肢の痺れなどがあります。

痛みやしびれはきつくなると、5分以上歩行することも困難となり、

歩行の度に腰、背中を大きく丸めで伸ばす必要があり、旅行や長時間の移動は

現実的に出来なくなります。その為、下肢の筋力低下が続くと今度は

筋力低下により歩行が困難になるケースもあります。

当クラブに来られていたクライント様では

60代女性)数年前から腰部から下肢にかけて痺れが続く。

病院で腰部脊柱管狭窄症と診断。

投薬、けん引を行うが痛みは変わらず、ブロック注射も打つが痛み変更なしとの

ことです。

その後当クラブに知り合いの方が同じ脊柱管狭窄で来られリハビリトレーニングで

痛み、痺れを完治したため、来訪。

当初、腰部の筋に緊張が著しく、痛み、しびれも顕著でバスの乗り降りも

時間がかかるとのことです。

大きな原因は趣味で長時間座ることが多く、その姿勢が骨盤や腰部に大きく

負担をかけていたみたいです。

 

リハビリは週2回行い時間はおおよそ30分。

1カ月後には痛みはほとんどなくなり、3カ月後にはしびれはありますが、

長時間の歩行にも対応でき、趣味の旅行にいけるようになりました。

その後痺れもなくなり、半年で完治にいたりました。

その後も痛みやしびれは出ていないそうです。

 

では現実にどのようなリハビリを行うか。

まずは大きくは呼吸です。

呼吸は1日3万回行います。その中で呼吸が浅いと当然それをつかさどる筋が

脆弱になります。

この呼吸を強化するには、呼吸筋を鍛えるトレーニングが重要です。

文章では伝えるのが難しいのですが、呼吸を鍛える専門の腰部トレーニングが実際にあり、

お腹の圧を高めるトレーニングを行います。

最初はなかなかうまく出来ませんが、出来てくると呼吸筋を使う方が

スクワットなどの筋トレでも大きな効果を発揮します。

 

この呼吸筋は身体でもっとも大きな筋です。

脊柱管狭窄症の方はほとんどが呼吸も浅く、肋骨の動きも悪い為、

この呼吸筋をあまりつかえないまま生活しています。しかし、先ほどの女性の方も

長時間座るようなことは、姿勢を維持する筋が必要になります。

姿勢を維持するのは、大きく呼吸筋と背筋群、殿筋、ハムストになります。

特に座位では呼吸筋が及ぼす力を大きくなるのです。

 

呼吸筋だけでも汗が出て、新陳代謝があがります。

脊柱管狭窄の方は狭窄しているから痺れがあるというよりも、

脊柱管を支える筋力の低下が主な原因です。

ですのでほとんどの方が60代以降に発症します、稀に50代の方もおられます。

 

脊柱管狭窄の方のご相談を多く受け、多くの方がリハビリをしております。

皆さま、定年後などにせっかく、旅行や登山などの趣味を楽しまれる方は少なくありません。

脊柱管狭窄は正しいリハビリで完治します。

 

是非、ご相談ください。

 

asuka-sports.com

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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

トレーナー兼コーチ 野島

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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