今日の投稿は小中学生の選手に必要なトレーニングについて第二弾。
フィジカルでの協調運動が必要に。
今日、大学のラグビーの日本一を決める闘いが国立競技場で行われました。
天理大学が初優勝で。
印象的なのは、ブレイクダウンからのスタート、ラックで先日の
桐蔭学園もそうでしたが、寝てプレーをする選手が少なく、常にすぐに立ってプレーして
いることです。常に立ってプレーすることで、フォローが速く、攻撃も守備も
躍動感がありました。
身体のフィットネスの強化と身体の協調性がとても感じます。
身体はコア(体幹)、下半身、上半身が上手く連動することで大きな力となります。
以前のようなラグビーでは腕力だけに頼るケースが多く、寝ている選手も多くいましたが、
現在では、そのようなチームは後半になると、フィットネスで負けて結局は得点を取られるケースが
多くなります。
これは小中学生でも同じことが言えます。前半と後半と同じスキルで試合を行うには
どうしても身体の協調性をつくれることが重要になります。
簡単な所ですと、走るという行為。腕、肩、胸椎と股関節、足首の関節が連動することで
プレーでのフィットネスを維持することが出来ます。
今日はその協調性を強化するトレーニングについてです。
コーディネーションしていこう!!
①サッカーでのキック動作での協調
写真①ではキック動作です。まだ小学生ですが綺麗なフォームで蹴っています。
まず、左の腕、肩と胸椎部分がしっかりと胸椎が回旋し、肩が屈曲し、肘が伸展しています。この
力を右の脚と左上半身の回旋でボールを蹴っています。これがどれが一つ崩れると
キックでの威力は軽減することになります。最初は強く蹴れても同じパフォーマンスを続けることは
出来ません、それは単一的な動作では身体の筋力をすぐに低下してしまうからです。
②剣道での、面打ちの協調性
写真②は剣道です。白の袴の剣士に注目してください。
面を打つ時に左の股関節を伸展し、右の足首は背屈して地面をとらえようとしています。
この地面を押す力が肩、胸椎で振りかぶる竹刀に伝わるのです。右の足首が背屈できていない場合や
地面からほとんど足裏が上がっていない場合は手打ちとなり、威力も半減し、1本には
なりにくくなります。
③④ ジャンプ前の動作
写真は別のトレーナーがジャンプをして次のジャンプ動作に入る空中での姿勢です。
ほとんど、同じような状態になっています。肩関節は伸展し肘が肩のラインくらいまであります。
そして足首は背屈して股関節は伸展しようとしています。胸椎も伸展して。
高くジャンプするするにはこのような協調性運動が必要になります。
これはポゴジャンプと言われるジャンプで地面の反発をもらい連続でジャンプして
います。
当クラブではほとんどの選手がアップで行っています。
このジャンプが同じ姿勢で行えないのは、ジャンプを足の力だけで行うと
何回も連続で行うとジャンプの高さに顕著に現れます。
また、応用編でこのジャンプ動作を活かして縄跳びで走ります。
当クラブでも行っていますが、うまく地面からの反発をもらいながら
進む場合、このポーゴジャンプが出来ると下記の写真のような縄跳びでも同じように進むことが出来ます。
しっかりと協調性が使えることで、このジャンプ動作が可能になります。
⑤⑥ワニ歩行
写真⑤⑥では、股関節の伸展動作と胸椎の回旋動作を協調して行うトレーニングです。
このトレーニングができることで、先ほどのキック動作と同じ左右非対称の連動を
生み出すことが出来ます。
このように、身体を連動して動かすことが出来ることで、競技での
スキルを試合中続けることが可能になります。
是非、小中学生の親御様でなかなか競技レベルがあがらないなどでお悩みの方
気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島