今日の投稿は足底筋膜炎についてです。
足底筋膜炎は、足底部の腱が過度な衝撃や
踵からの接地を繰りかえし行うことでなる足の傷害です。
マラソンのランナーや剣道、卓球などでも頻発におきます。
特に、アスファルトで練習をする競技は特に注意が必要です。
人間の身体はアスファルトで競技を行えるような構造にはなっていません。
本来はマラソンも人間の限界に近い競技です。足裏のケアをおこたると
アスファルトや裸足で地面を強く踏む行為などは足底筋膜炎になりやすいと
思われます。
足底筋膜炎は足底の筋膜や腱を断裂し、症状が思い場合は走ることや
競技は一旦出来なくなります。また、歩行でも痛みが出るケースもあります。
軽度な場合でもジャンプ動作や強い踏み込む動作は気をつける必要があります。
痛みや症状を改善するには、足裏の筋膜を硬くしないことが重要です。
筋膜リリースなどで硬さを常にとり柔軟性のある状態にしておくことが必要です。
①筋膜リリース
写真①のように足裏を柔軟性と保つリカバリーは必要になります。
また、動作でも改善することがあります。それは踵接地を改善することです。
踵から接地して走る練習を繰り返すと踵を通過するアキレス腱が足底を引っ張り
足底筋膜を強くけん引することになり断裂しやすくなります。
その為、走る時にはあしの真ん中で接地する練習を行うことが重要です。
踵接地は本来動作では行うことはありません、踵から接地する癖を改善することで
アキレス腱の過度なけん引が減少することになります。
最後に足裏の可動性の問題です。足裏は関節が多く存在し、関節の可動性が軽減すると
当然筋膜の動きも固くなります。ですので足裏をしっかりと動かすトレーニングを
お薦めします。
②足のトレーニング
写真②では足を精一杯グーにしています。縦のアーチと横のアーチを
しっかりと意識してグーにします。そのまま足首を少し伸ばして底屈にしていきます。
最初は慣れないうちは足裏がつると思います。しかし、つるということは足裏の動きが
低下している証拠です。毎日行うことで足裏の動きが改善され、足底の硬さを改善することになります。
足底は強化しにくい部分です、実際の競技のトレーニングだけでは意識しにくいと
いっても過言ではありません。しっかりと足裏を意識してトレーニングや動作の改善を
行いましょう。足底筋膜炎は重症化すると歩行困難にもなりうる障害です。
早めの対策をお薦めします。
足底筋膜炎でお悩みの方、気軽にお問い合わせください。
asuka-sports.com
asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島