奈良市のあすか鍼灸整骨院、
asukaトレーニングクラブの
トレーナー兼治療家の野島竜一です。
競技でのケガはつきものです。
どの競技でも怪我を全く無しで
続けることは難しいです。
それは競技というのは日常生活では行わない
非現実的な動きが多いからです。
怪我は自分を見つめる期間として考えることだと
私は思います。
怪我を乗り越えてこそ、プレーの喜びがわかることが
あります。
私は以前、大学の女子バレーボールの多くの選手を
トレーニング、治療を担当していました。
その中で選手でどんな怪我をしても絶対諦めない
強いメンタルを持った選手に出会いました。
その年チームは劇的な逆転で1部に返り咲きます。
その選手はケガを克服し最後までチームをまとめ、
絶対にあきらめないという強い心が勝利へとチームメイトを
導いていきました。
その時私が感じたのは努力は必ずしも成功する訳では
ありません。しかし、諦めない選手、チームには必ず
チャンスはあるということです。
怪我は必ずリハビリで改善できます。
私はそう信じています。
今日の投稿テーマは
高校生のバレーボール選手の足の捻挫を予防、改善についてです。
高校生でのバレーボール選手では足首、膝の怪我が
もっとも多いといっても過言ではありません。
特に、アタッカーの選手には足首の捻挫が多くみられます。
バレーボールはジャンプ動作がほとんど競技中に存在し、
不安定な状態で着地を行うことがあります。
この着地の際にほんとが捻挫します。
特に高い位置から着地するときは足にかかる体重は
自分の体重の3~5倍と言われています。
この体重を片足で着地したり、不安定な状態で着地することは
非常に危険です。
この足首にかかる負担を軽減するには骨盤周辺の筋力を
使うことで足首の捻挫を予防することが出来ます。
骨盤を安定する筋を使って着地しましょう。
①
写真①では着地する時に骨盤が前傾して
いるがわかります。この骨盤の前傾を可能にするには
骨盤周辺に付着する骨盤底筋、腸腰筋、殿筋を活性化することで
この状態を可能にします。
写真②の姿勢を見てください。
高重量の重りを支えるにも、この骨盤を前傾した
姿勢が必要になります。
このようにジャンプ動作でも高い位置から着地するには、
この骨盤を前傾できる力が必要になります。
これが骨盤で支えることが出来ないと、膝、足首に
大きな代償運動としてのしかかります。
これが足首を捻挫する要因になります。
骨盤を前傾できる筋力と姿勢を意識しましょう。
骨盤を前傾するといっても簡単に可能にできる訳ではありません。
特に普段の姿勢で猫背になっていると骨盤は前傾ではなく
逆の後傾になります。
これでは足首にかかる負担を軽減することは出来ません。
まず普段の姿勢を見直すことをお薦めします。
そして骨盤を前傾する為のトレーニングを行いジャンプ
動作で常に前傾をとれるようにしましょう。
足首を捻挫することは癖になることがあります。
これは癖というより、動作自体が修正できていないと
同じ動作をくりかえすことになります。
これが同じ怪我をくり返すことになります。
骨盤を前傾することで骨盤にある大きな筋を活かすことが出来ます。
着地にはそれほど大きな力が必要になります。
是非、骨盤を前傾して着地できるようになりましょう。
高校生でバレーボールでの足首の怪我の改善、予防で
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