奈良市の姿勢矯正、スポーツ障害からの復帰の治療専門の
あすか鍼灸整骨院、パーソナルトレーニングスタジオの
asukaトレーニングクラブのトレーナー兼治療家の野島竜一です。
今日の投稿は
競泳での肩の痛みを予防改善方法
1.肩ではなく胸椎の問題が。
2.胸椎の伸展回旋トレーニングを陸上で。
3.腰ではなく骨盤と胸椎を意識することでタイム向上
4.肩の痛みはフォームを見直す時期かも。
1.肩ではなく胸椎の問題が
競泳では肩の痛みで悩む選手は少なくありません。
しかし、この肩の痛みは本当に肩に問題があるのでしょうか。
競泳でも特に、バタフライ、自由形、バックは
肩の回旋運動が非常に大きく行います。
しかし、この肩の動きで重要なのは
肩と密接に繋がっている胸椎なのです。
この胸椎がきちんと伸展した状態と回旋運動が
行えているかどうか。
普段の日常生活で猫背気味の選手は肩甲骨が
上方に挙上してきます。
この状態で普段の生活をおこなっていると
競技の際に肩を回旋すると自然に上方に移動します。
これが胸椎の動きを止めることになり、胸椎の伸展ではなく
屈曲で泳ぐことになります。これでは肩の回旋をスムーズに
行うことが出来なくなり肩の痛みへの繋がります。
肩は肩甲骨が下がることで腕を挙げることになります。
肩甲骨が上方にあがることは、上腕骨を回旋することの
障害となります。
2.胸椎の伸展、回旋のトレーニングを陸上で。
胸椎の動きが正常に行えることは肩の動きにも
直接的に影響します。実際に猫背から上腕をあげようと
すると途中からは腰部を伸展しないと挙げることは
不可能になります。これは肩関節と胸椎の構造的な問題です。
ですのでいくら競泳の練習だけ行っても普段の姿勢が猫背であれば
競泳にも影響します。
これは陸上でのトレーニングが重要になります。
①②③
写真①②③のように胸椎の回旋と伸展するエクササイズを
徹底的行う必要があります。
また、この動きを負荷をかけた状態で行う必要があります。
このようなエクササイズが出来ないのに競泳での練習を
行っても身体の代償といわれる動きで泳ぐことになります。
ですので胸椎の回旋、伸展動作を行い胸椎の可動範囲を
保つエクササイズを陸上で十分に行う必要が重要ではないかと
考えます。
3.腰ではなく骨盤と胸椎を意識することで、タイムもアップ
競泳では骨盤を伸展した状態で胸椎が伸展する動作が非常に多くなります。
①②
③
どの写真でも伸展動作からの屈曲が行われています。
しかし、伸展動作が出来ないことで回旋動作は少なくなり、
屈曲動作も小さくなります。
またあ骨盤の前傾や胸椎の伸展を腰の伸展する動きで
代償する選手も少なくなく、これではタイムが伸びることは
難しくなります。それはもともと腰には大きな伸展や回旋する
能力がないからです。これを長期間続けることで腰椎を傷める
選手も少なくありません。
ですので、しっかりと胸椎の伸展と骨盤の前傾を行えることが
関節の正常な可動範囲を広げることになります。これが
競技力に大きな影響を与えます。
その動きこそ身体がしなるような動きになり泳ぎをスムーズに
することになります。
4.肩の痛みはフォームを見直す時期かも。
肩の痛みは、胸椎の進展や回線等の動きが低下している
あらわれとも言えます。ですので肩に痛みや違和感を感じたら
身体の使い方におかしなところが出ているサインだと思います。
このサインを見逃すことは自分のパフォーマンスの低下や
けがを増長させることにつながりかねません。
胸椎の動きは普段の姿勢や陸上でしっかりと意識することが
重要だと思います。
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トレーナー野島