奈良市・生駒市のジュニア競技のアカデミー今日はラグビーアカデミー。
ラグビーでは、今年も高校生の大会を花園で観戦。
やはり、年々、コンタクトの強さと様々な速度が向上しています。
タックル後の立ち上がる速度、ステップの速度、ランの速度、これらは
今後も更に高速化していきます。
それは世界的なラグビーでもその傾向が強い為、その影響が高校生にも関係しています。
それは、今後中学生や小学生にもおりていきます。
特に、走る速度では、短い距離でのフォローの速度やパスをもらう速度などが向上し
よりスピーディーな展開になっています。
また、タックル後のフォローやブレイクダウンからの速度も向上しています。
今日は特に、短い距離でのランスキル、ステップの切り返し速度の為の
身体の使い方についてになります。
速く動く為には、まずそれを可能にする身体の使い方が必要になります。
動きだすときは一番動力が必要になる為に、速く動く為には地面をいかに大きな力で押すかが鍵になります。
これはステップでも同じことが言えます。
速く動く為には足裏での地面をより速く押します。しかし、このとき、地面を押すには
体幹→股関節→足裏といった順番になります。
この一連の動作を正しく行うことでより速く強く地面を押すことができます。
得に小学生、中学生でまだそれほど筋力もないのに速い選手はこの地面を押す時間が
短くより速いと言えます。
その為、脚を前に大きくだすお子様などがいますが、脚を大きくだすと結果、地面からの反発をもらうまでに
時間がかかる為に、逆効果になります。出来るだけ自分の軸脚のちかい所に脚を運ぶことが大切です。
また地面を押す時に、踵が地面に出来るだけつかないように走りましょう。
特に小学生では踵接地のお子様が非常に多く地面を押すときに、踵から接地していると
速く動くことは出来ません。
次に腕の振りも出来るだけ、肩の位置まで肘が来るくらい振りましょう。
振る高さが高いほど、身体を前に進む推進力になります。
①走る時の姿勢
この脚の位置、踵接地しない、腕の振る高さを意識することで
より前に進みます。
このような動作にはルールみたいなものが現代スポーツの分野では
確立されてきておりプロの選手でも多くの選手が自分の動作を分析して
走り方をトレーニングしております。
その為、小学生、中学生でも走り方一つで大きなアドバンテージに
なるのです。
ステップ動作についてもほぼ同じことが言えます。世界ではFWでもステップを
踏み、最近では高校生でもFWでもステップをきって走ることが少なくありません。
これは攻撃のパターンがポットと言われるある一定のグループで動くことが最近のラグビーでは
高校生でも行われ、FWどいえどもバックスと同じ動作を求められるケースが多くなっています。
フロントローの3人でも現代は走れて運動量がスピードが要求されます。
このステップでは自分の思う所に移動するには、一度股関節でためた力を一気に発揮する為に
股関節にしっかりと体重を載せることが必要になります。
②股関節のローディング動作 ③股関節ローディング
股関節に体重を載せるには、股関節を後方に速く引く必要があります。
この股関節を後方に引く速さには上半身に動きがとても大切です。速く
反対側の方が股関節の方に向くことでより速いステップを行うことができるのです。
写真②では右の股関節を後方に引いています、その為、左の肩を速く右側に回旋する動作の速度が必要です。
③では反対になります。この速く肩を引くことができると股関節に体重をのり速く載せることが出来ます。
のせることが出来れば、次はその溜めた力を一気に地面を押して自分の進みたい方向に移動していきます。
②の場合でしたら左方向になります。
グースステップや普通のステップでも基本的には同じような動作が必要になります。
この肩、上半身の引く速度が速いことでより相手を惑わすステップになるのです。
このような動作ルールを覚えることで、速く動く、走る、ステップを行うことが可能になります。
当クラブではラグビーに特化したラン、コンタクト、ステップを動作から
見直し、出来るだけ効率よく動ける、そして怪我をしない身体づくりを心がけてトレーニングを
おこなっております。
トレーナー兼コーチ野島