奈良市ジュニアアスリート専門ジム/ 中学生に必要なラグビー選手の走力強化、フィジカル強化に必用なトレーニングとは!!

奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。

今日はもうすぐ中学生になる選手向けシリーズのラグビー編、

野球、サッカー、剣道、バスケットボールなどをシリーズの今週から3月末までお届けしていきます。

 

第1回目はラグビーです。

小学生からタグ、ミニをおこなっている子供さん、全くラグビー経験のないお子様も

中学生ラグビーを始める方は少なくありません。

しかし、今からもし中学でラグビーを行うには、少し強化しておくことが必要です。

ではどの部分を強化していくのか。

まず小学生から中学になるとコンタクトのレベルが違います。

またスピードもあがります。

このコンタクトとスピードが課題になります。

しかし、いきなり筋トレを小学生が行うのは違います。

まずは、関節の可動性と体幹の強化が先決です。

それは、当然コンタクトプレーが増加するので、怪我のリスクが増加します。

その為、まず関節の可動性をしっかりつくることが大切です。

コンタクトの時に関節が硬い、可動域が広いことで怪我を大きく予防できます。

①ジャッカルに必要な股関節の動き②トレーニング風景

中学になるとジャッカルなどがあり、股関節の可動性を伴う運動動作が多くなります。

この動作では股関節の屈曲しながら体幹部分を支えることが必要になります。

写真②では股関節と体幹部分を連動させているトレーニング風景。

股関節が硬くこのヒンジと言われる股関節屈曲動作が出来ないと

プレー中にラックなどで体勢を維持することが出来なくなります。

③コモドドラゴン

また、胸椎と股関節の連動的な動作を行うには、写真③のコモドドラゴンという股関節を

伸展、外旋、胸椎を回旋するトレーニングがお薦めです。この③の状態から前に進んでいきます。

このトレーニングでは股関節の内旋、胸椎の回旋動作を行うことができる為に。

ラグビーでのパス、ステップ動作などに大きな効果があります。

 

また、体幹部分では地面に対しての重力に負けない身体づくりが必要です。

特に現代ラグビーでは、すぐに立ち上がる動作がもとめられます。

その為、体幹部分が強いことで自分の身体をすぐにおきあがる、そしてタックルに行く際にも

姿勢が崩れないことが必要になります。

④ベアトレーニング

脊椎が出来るだけフラットな状態で腰が反らない、臀部が落ちないようにして進んでいきます。

重力を身体全身に受けるため、体幹特に肩、股関節部分を強化することになります。この姿勢がスクラム、ラック、タックルの

基本姿勢になります。

 

⑤体幹トレーニング

また、立位でボールなどを上方にあげてパワーポジションで支えるトレーニング。

この時、自分のお腹からボールを押すイメージが必要になります。

このように、体幹を様々な姿位で強化することでどのような体勢でも自分の体幹から力を発揮できるように

なりましょう。

 

中学生になると、更に速度アップ特に1~5歩目のスピードが大切です。速く動くには強い体幹が必要です。

体幹部分、関節の可動性が乏しいと低い姿勢かたの飛び出しや急激な方向転換をおこなってのステップなどでは

怪我を伴うことになります。

関節の可動域、そして強い体幹をまずは中学生になるこの時期にしっかり強化しましょう。

そうすることで、中学生になってのコンタクトでも当たり負けしない身体をつくり、

また強い体幹があることでどんな姿勢からでも速く動ける礎をつくることが中学生生活では大切になります。

 

是非、関節可動域、体幹強化をしっかりおこないましょう。

トレーナー兼コーチ野島

ラグビースクール

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

この記事を読んだ方は、他にこちらの記事も読んでいます。