奈良市 パーソナルトレーニングジム/ 股関節の臼蓋形成不全を改善する体幹の新しいトレーニング方法。

奈良市のパーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。

今日は股関節の臼蓋形成不全の痛みを改善するトレーニングについてです。

 

股関節の臼蓋形成不全や変形性股関節症についての最新の痛みを改善するトレーニングについてです。

股関節の臼蓋形成不全はほぼ女性に多く、股関節を構成する大腿骨と骨盤の臼蓋にうまく収まらい状態のことを

いいます。その為、股関節への痛み、動作制限などがあります。

 

特に、年齢は30代からでも発症するケースも少なくありません。股関節の変形性股関節症とは

発症する年齢は少し違いますが、どちらも

①疼痛

②違和感

③筋力低下

④違和感

などがあげられます。

無理なトレーニングや歩行は変えて症状を悪化させることにもなります。

この臼蓋形成や変形性股関節症の場合、もっともアプローチするべき点は

股関節の筋力とは違います。

股関節というよりも骨盤を支える筋群の活性化が不可欠になります。

それが腹横筋・骨盤底筋になります。

この筋が正常に作動していないといくら殿筋などを強化しても結果股関節の動作が正しく行えない為、

逆に腰の痛みや股関節の痛みにつながります。

 

では、具体的なトレーニング方法についてです。

股関節が不安定になっている為に、最初から立位でのトレーニングは難しいと思います。

立つという動作が、まず股関節に負担をかけます。

その為、寝た状態でのトレーニングから始めます。

骨盤トレーニング

写真①では上向きで寝た状態ですが、まずが足を伸ばしで立っているような姿勢にします。

この時、背部、腰は重力で地面で支えられています。

次に指先を出来るだけ、足先に向かって押します。そうすることで肩甲骨の挙上をなくします。

肩甲骨が挙上すると体幹の特に腹横筋や骨盤底筋が上手く作動しません。

これは上方からの圧が無いと身体を押さえつけらない為、腹部の腹圧が高まらないために

なります。

腹圧を高めることで身体の深部の圧が高くなりより骨盤、腰を腹横筋や骨盤底筋で支えてくれることに

なります。

骨盤を少し顔方向にめくります。これで腰椎は完全にマットにつきます。

これがニュートラルなポジションになります。膝を90度まげておこないます。

この状態を20秒~30秒維持することで

身体に深部の圧を高めます。このトレーニングを何セットか行ないましょう。

次にこの状態を維持したまま脚を挙げていきます。

この状態が維持できることでより腹圧を高めることになりますし、この状態で

20~30秒維持できると股関節周辺の筋はより活性して股関節を安定させることに繋がります。

 

この状態を維持することが出来るとかなり股関節周辺への腹腔内圧を高めることで股関節の

痛みは改善できると思います。

最後にこの状態を身体でインプットして立位になります。

立位でも基本は同じです。

写真③のようにしっかりと、手の指先は地面方向、骨盤をニュートラルポジションに、

肩と耳の間を長くして首を長くするイメージを持ちます。

この状態を練習しましょう。なぜ、この状態を行うことで痛みが改善されるかは

腹腔内圧が高まることで、より身体の深部の筋への活性を行うことができます。

そうすることで、より腰椎、骨盤の関節を支える筋が作動することになります。

 

臼蓋形成不全は進行が進むと歩行や様々な動作でも痛みが出てきます。

出来るだけ早期に身体の深部の筋で骨、関節を安定させるトレーニングをお薦めします。

 

トレーナー兼コーチ野島

体幹トレーニング

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。