奈良市で行うジュニアトレーニング。
今日はサッカーで相手に負けないコンタクトプレーに負けないからだづくりとは。
まず、走る時、動き出すときが重要です。そのタイミングでからだの軸が安定していることが
重要です。また、空中戦特にヘディングなどのジャンプ系での時にはからだは支える部分がありません。
この時も脊柱周辺のインナーが活動的であるかどうかが重要です。
この2つもイメージするには、体幹部分特に、脊柱を支える関節の強さが求められます。
昨日もスキージャンプでの姿勢はやはり体幹軸の安定性がかなり重要であることがTVでも
放映されていました。
その中で大切になるのは体幹のトレーニングです。しかし、体幹といってもプランクのような
動作のトレーニングではありません。
① 背部を引き伸ばす体幹
写真①であるように、壁を臀部と押しからだを引き伸ばすトレーニング。
このトレーニングではからだは前傾の位置をとっています。しかし、この位置でからだを支える
ことがどこでからだを支えるかとてもわかりやすいトレーニングです。
本来からだの姿勢をささえるのは腹筋と背筋ですが位置が違います。背筋も腹筋もインナーマッスルが重要になります。
この筋を鍛えるには、写真①のように前傾して臀部を壁にあてヒップヒンジ姿勢をとることで
お腹や背筋を意識しやすくなります。
また、このトレーニングで股関節を完全に引くローディングと言われる動作を覚えることで
走りだしの時、動き出す時の、この股関節で地面を支える体幹力がつくことでサッカーでの
コンタクトプレーは俄然強くなります。それだけではありません。走るスピードにも大きな変化が
現れます。
空中での姿勢で強くなるにも、この姿勢を維持する筋と後一つからだを完全に伸ばす力が
必要になります。
②空中での体幹のトレーニング
空中ではからだ全身を伸ばしヘディングなどの空中戦を行います。しかし、
このときに重要になるのはからだを完全に伸ばす力です。この伸ばす力が強いことで
空中でもコンタクトでは負けません。それはからだのどの部分で伸びるか。特に胸椎部分と股関節が
重要になります。
からだは全身をどれだけ使うか特に、股関節や背筋をどれだけ使うか。
その為にはどれだけ強い力でからだを引き伸ばすことが出来るかになります。
体幹とは脊柱のひとつひとつを固めるのではなく、動きやすいポジショニングをとることが
大切になります。
しっかりと脊柱の筋が正しく動くにはまず伸ばす意識が必要です。
伸びることで脊柱の周りの筋への刺激は多くなります。どうしても今は猫背の姿勢をとる子供さんが
多く背筋が特に弱く走るときやコンタクト系で負けることが多いと言われます。
それは、からだを丸くする部分もあるのですが、股関節や胸椎を丸めると力が入らないままで
動くことになります。これはとても危険です。
是非、脊柱周辺の体幹を鍛えましょう。そうすることで、コンタクトプレーに強い選手になりますよ。
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トレーナー兼コーチ 野島