ジュニアトレーニング、陸上編。100mのタイムを狙うトレーニングとは。陸上の専門トレーナーが!!

今日は陸上の100mの記録更新についてです。

実は長年陸上の選手をトレーニング、コンディショニング調整を行っていました。

その為100mで速くなる選手とそうでない選手には様々なトレーニングや考え方に違いがあります。

 

現に日本選手権やアジア大会に出場した選手も当クラブから輩出しております。

しかし、考え方とトレーニングの方法を正しく行うことで100mで全国レベルを狙うことは決して

夢ではありません。

 

100mをまずどの時期に一番向上させるのか。小学生?中学生?高校生?大学生?

まず、陸上を行うなら、中学生2年生以上でまずは全国レベルか都道府県の上位にレベルを

合わせていきましょう。小学生ではあくまでも正しい身体の使い方を中心にしたメニュー構成が

必要です。

 

今迄全国レベルで小学生で達して高校生で大成した選手は少ないのが現状です。

これには理由があります。

小学生でタータンで練習スパイクを毎回はいて練習。これは最初は速くなります。

ほとんどの小学生は砂のグラウンドですので。

しかし、身体は小学生の頃は成長過程で強度な負荷は逆効果になります。

中学生になり、だんだん身体が大きくなると本来使うべき、関節や筋力を使えないことに

なっている選手が多いのです。

その為フォームが崩れ怪我につながり、タイムが向上しないケースを数多くみてきました。

 

これは、小学生の頃に必要な動作を練習せずに力わざで走った結果といえます。

小学生の頃は、走ることより、走れる姿勢づくりや身体の使い方を徹底して練習しましょう。

そして出来るだけ、坂道を走る練習を。

この坂道で姿勢が崩れないことが重要です。10mくらいでいいでしょう。

坂道を走ることはなぜ、いいのか、坂道は当然抵抗がかかります。

その為、膝の使い方、地面から反発力、胸椎の回旋などを使わないと

速く走れません。この坂道で速く走れることは身体の正しい動作を覚えることにもなります。

特に小学生で多いのは膝の使い方が無理くりに動かしている子供さんです。

膝頭が前方ではなく、地面方向に向いて踵が自分の臀部より後方で脚をドライブしています。

 

 

これでは小学生では速くなるかもしれませんが、中学になり筋力や身体が大きくなると

腰が反り体幹力が脆弱になり、太ももの筋力バランスが崩れ背中も猫背になり

腕だけ振る形となり全身を使った走るフォームからバランスの悪いフォームになります。

これが中学生~高校生でタイムがとまり、記録が更新できないことに繋がります。

 

ですので小学生の間は、身体を正しく使い、無理のない走り方、特に

地面からの反発などを使い走る、体幹特に胸郭で身体を回旋するフォーム、

膝と股関節の正しいドライブなどを覚えることが大切です。

 

私がお薦めするのは

縄跳びです。

①縄跳び

縄跳びは日本だけでなく世界的に注目されているメニューです。

縄跳び、特に二重跳びは、地面の反力をもらいジャンプしている間に2回縄を回します。

しかし、これが姿勢が崩れていると地面からの反力をもらえないので2重跳びを

10回~20回くらいを出来ることは不可能です。特に膝でのドライブで走っている。

また綺麗に跳ぶには姿勢をまっすぐ保つ体幹力が必要です。

 

この縄跳びで2重跳びが出来れば、次に走ります。縄跳びをしながら。

この時に膝が前方に出て股関節のドライブして走ることができると高速回転で走ることが縄跳びを

しながらでも可能です。

速く走る為には、走る動作を覚えることがまず先決です。

いきなり、スタートブロックで練習をするよりも、どのように身体を使って走るかを

習得しましょう。そうすると、小学生高学年から中学になり、骨格が大きくなっても走る

フォームが安定すれば速くなっていきます。

 

是非、縄とびトレーニングをお薦めします。これはアメリカでも行っているトレーニングです。

 

asuka-sports.com

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トレーナー兼コーチ 野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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