今日は機能に引き続き、陸上での100mをいかに
速く走るか。
100mを走るにはスタートと加速期は分けてトレーニングを
行う必要があります。
先日はスタートの事をお話しました。
今日は加速期です。スタートでスピードに載った勢いを更に
最速期にもっていくことが必要です。
しかし、100mは長いので、加速を行うには精密な動きが要求されます。
スタートをして10mを超えたくらいから普通は身体起き上がったきます。
この時に、よくあるのが50m付近までは脚が自分の身体の前で回転するのですが
段々と後ろで回転する子供さんが少なくありません。
最後の10mくらいはほとんど、脚が回転しきれていない為に
大きな減速になります。この減速を無くすには10m付近を超えて
身体が起き上がってくるといかに、地面の反発で走るかになります。
脚をあげるイメージや膝を曲げるイメージはありません。
いかに地面の接地の時だけ力を入れるか。100mを出来るだけ減速せずに走るには
力を温存する必要があるのです。
力任せに走ると70m付近で急激に減速することが少なくありません。
①脚が前で回転する
写真①では見るとわかりますが、脚が前方で回転しているのがわかります。
この前で回転することがなくなると、地面の反発をもらって走ることが出来なくなります。
地面を50kgで押せば、同じ力が自分に返ってきます。これを床反力といいます。
この反力をいかすことが陸上ではとても重要になります。
その為には足首の背屈動作と股関節を使う走り方が必要です。
足首が空中でも背屈に写真①のようになることで、地面に接地する時に床を一番ベストな
ポジションで押すことが出来ます。この背屈した状態をいかに最後まで続けれるかが
重要になります。
次に股関節を使うことが重要です。膝を曲げる意識や脚をあげる意識ではなく
股関節から地面を押す感覚を掴むことで床反力を受けやすくなります。
加速期では出来るだけ自分の身体の前で脚を回転させて着地は自分の身体の真下に足が
くるようにします。そうするこで、加速している身体が更に前方へ移動することになります。
③脚の回転のトレーニング
当クラブでも行いますが、ミニハードルはとてもいいトレーニングになります。
脚の回転だけて超えていく。それも速い速度で。
ミニハードルを膝の回転で行うとハードルが足につま先や踵にあたるのが
よくわかります。正しく回転するば問題はありません。
回転トレーニングでハードルにあたることなく行うことが出来れば
地面を正しく押して移動しているとも言えます。
100mを速く走るにはこのような精密なスキルが要求されます。
出来るだけ速くスキルを覚えることで脚は速くなります。
100mでの記録がなかなか伸びない、速く走りたいけどどうしたらいいかわからないなどで
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トレーナー兼コーチ野島