今日の投稿は、ラグビー、アメフトでのステップ動作についてです。
ステップ動作とは、地面を足でとらえて方向転換していきます。
しかし、この方向転換するときの脚の向き、方向がつま先から接地している
お子様が少なくありません。ステップ動作とは一旦スピードを止めて動く
ものです。
その為、つま先からの接地は本来の動きからすると、止まらない動作になります。
ブレーキ動作をかけないでステップでの方向転換は怪我のもとになります。
また、ステップ動作をしても相手に方向転換することがすぐにわかってしまいます。
ステップ動作はラグビー、アメフトではとても有効な相手を抜くスキルです。
このステップ動作ができることで、自分のプレースキルの幅は大きくかわります。
また、ステップ動作は最近ではBKだけでなくFWの選手も行っております。
現代ラグビーでもステップ動作は不可欠です、ただまっすぐに走るだでは、
現代ラグビーでは通用しません。FWもステップを行うことでより攻撃的なラグビーを
行うことが可能になります。アメフトでも同じことが言えます。
ステップ動作が行えることは、競技力の向上にとって攻撃面でも守備面でも
とても重要な位置づけになります。
では、実際にどのようにしてステップ動作を行うのか。
ステップ動作を行うには、まずは、止まることが大切です。
よくあるのは、ステップの時につま先から地面に向かうことです。
写真①でわかるようにステップ動作では必ず踵の方から踏み込む意識が必要です。
しかし、踵から踏み込むとは少し違います。踵から直接踏み込むと踵に痛みが走る為に
踵の方から踏み込み足裏全体で地面を押します。
つぎに方向転換するときに股関節でのバウンディング動作が重要です。
踏み込む時に膝が伸展した状態では危険です、又膝の屈伸動作ではステップの時の
強い衝撃に耐えることは出来ません。急にブレーキをかけるわけですので、
出来るだけ股関節という強い関節でステップを行う必要があります。
股関節には大きな力を発揮できる能力があるので、股関節を正しく使うトレーニングが
必要になります。
②ローテーションスクワット
③ブルガリアンスクワット
写真②③では股関節の素早い切り返し動作を行っていおります。
ローテーションスクワットでは横方向にかかる力を後方に意識させ
股関節で素早く伸展していきます。写真③では縦方向での切りかえし動作を
片足づつ行います。
どちらも股関節が曲がり伸ばされる瞬間に力を入れて行います。
ステップ動作では深くしゃがむことはありませんが、最低限股関節が曲がりバウンディング動作に
繋がる為に、股関節の力の入れ方を覚えることが鍵になります。
鋭いステップには、股関節の切り返しの速さがとても大切です。
つま先をステップの際にあげることも股関節での体重移動をスムーズに行うには
必須になります。是非、ラグビー、アメフトでステップ動作を正しく行える
ようになりましょう。
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トレーナー兼コーチ 野島