スポーツ外傷の第2弾です。
今日は足の捻挫です。
トライスポットと言われる3点支持をどれだけ行えるかが
足首の捻挫を予防する大きなきっかけになります。
足首の捻挫は足の甲が外側に移動する形で行われます。
足関節の捻挫はなぜ起きるのでしょうか。
これは足裏の3点と言われるトライスポットの意識が薄いことが大きな
原因になります。
地面を通常はこの3点と言われる母指球、小指球、踵で支えています。
しかしこの3点支持が地面を踏む瞬間にしっかりと意識していないと
自分の地面を捉えるという感覚を軽減して着地することになります。
競技では走る、ジャンプの着地、ステップ動作など様々な場面で地面を
足裏が捉えることになります。しかし、この3点支持の感覚が薄れてしまうと
実際に地面に着地した際の外力により、身体を支えることが不可能になり
捻挫を引き起こすことになります。
例えば階段を何段も連続でおりるときはのぼるときよりも
足裏を意識していると思います。
これは降りる時には、自分の体重以外にも重力が加わることになるからです。
その為、事前に足裏の感覚を高め地面に足が接地する前から準備をしているので
階段を下りても捻挫しません。
しかし、これが意識せず降りると足裏のセンサーが活動していない為に
接地面での不安定な要素となり足や膝を捻ることになり怪我を引き起こすのです。
図①
3点とは図①のことを言います。
この3点を意識することで自分が持つ感覚センサーの感度を高めることが出来ます。
感覚センサーの感度が高くなると危険な状態も察知するので、自分コアでバランスを
とり捻挫を回避することになります。
写真①②トライスポットでのトレーニング
写真①②ではトライスポットを意識したトレーニングです。
しっかりと横方向への移動の時に、地面をどの位置で踏むかを
意識して行うことが必要です。
このサイドへの移動では足が浮いて地面に着く前に3点を意識して
移動していきます。
この意識が捻挫を予防することになるのです。
3点支持を意識して動くことが競技では必要になります。競技では咄嗟に様々な状況に
身体を対応していく必要があります。それは怪我とも隣合わせになります。
捻挫を予防するには、事前に着地することを感知する足裏のセンサーの
感度を高めていきましょう。
そうすれば足関節の捻挫を大きく回避することが出来ます。
足関節を捻挫しやすい、足関節の捻挫を予防したいとお思いの親御様
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トレーナー兼コーチ 野島