小学生のお子さまの運動能力の為のトレーニング!! 7つの感覚を向上しよう。前編

当クラブでは、11年前からジュニア専門のトレーニングを

行い現在1000人以上の卒業生を輩出しております。

ジュニア期特に6歳~12歳までは運動能力が飛躍的に向上する時期であり、

また運動の感覚をつかむにはとても重要な時期であると様々な研究結果が出ております。

それは12歳くらいまでの運動神経能力がその後の競技での感覚をつかむ為の

神経回路が発達するそうです。

この時期に発達させることがその後、13歳以上からのどの競技を

選択するにしても大きな成果が挙げられるかがカギになります。

 

7つの感覚を鍛えよう!!

 

ジュニア期に強化したい感覚としまして

①位置覚

②バランス感覚

③反射反応感覚

④連動感覚

⑤状況判断感覚

⑥リズム感覚

⑦識別感覚

があります。

 

①位置覚とは自分とボールなどの位置感覚をつかんで動く感覚です、

野球でいえばボールをとる時に自分の位置とボールが飛んでくる位置を

掴むことを指します。

②バランス感覚とは自分の姿勢を状況に応じて変えたり戻すことをいいます。

体操でいえば跳んでいる時に自分を空中で正しく姿勢を維持し着地の時にも

自分の姿勢を崩さないことを指します。

③反射反応感覚とは素早く反応して身体を動かすことをいいます。

サッカーでいえば相手が動いたらすぐに自分が追いかける反応速度をいいます。

④連動感覚とは自分の身体の上半身と下半身をうまく連動させて動かすこといいます。

バスケットボールでいえば右手でドリブルをし反対の手の相手をブロックすることを指します。

⑤状況判断能力とは、自分がどの場所に動くのか試合などの状況や場面において対応することを

いいます。

ラグビーでいえば自分がどの位置で守るかを咄嗟に判断してその位置に移動することをいいます。

⑥リズム感覚とは一定のリズムを刻んで動いたり又は急激にリズムを意図として変えて動く

ことをいいます。

テニスでいえば同じ位置から同じリズムでボールを打ち次の瞬間自分の意志で

速いフォームからボールを打つことをいいます。

⑦識別能力とは自分の扱う道具などを身体の一部として扱うことをいます。

バトミントンで言えば自分のラケットが腕の一部のように動かし

思うような位置にラケットを動かせることを言います。

 

このような感覚をつかむには神経系の運動能力が発達するのが12歳までと言われています。

ですからサッカーだけをすればサッカーが高校生になって上達しているとは

限らないのです。様々な運動の感覚を他覚的にトレーニングすることが

高校生になった時に様々な状況でも自分をコントロールできる選手になるのです。

明日は、この感覚を鍛えるトレーニング方法についてお話していきたいと思います。

お子様の運動感覚を

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

asuka-sports.com

トレーナー兼コーチ 野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。