姿勢改善シリーズ① 扁平足を改善することで競技力が大きく変わり、足首周りの怪我がなくなります。

今日から3日間姿勢改善に伴う競技力がどのように改善できるかを

お届けしていきます。

1日目扁平足

2日目は胸椎の運動がもたらす凄さ

3日目は股関節を伸ばす

 

全て姿勢に大きく影響します。

姿勢を正しく改善することは競技に大きく影響します。

逆に言えば姿勢が悪いとなかなか練習を長時間しても

効果が薄く、怪我が増加する傾向にあります。

 

扁平足は疲労がたまり、足首周りの怪我につながります。

扁平足の選手は疲労がたまりやすく、怪我が増加する傾向にあります。

それは足裏の筋肉、靭帯の強度が低下することで、地面からの反発する力を

支えれなくなります。

 

競技では非常に強い力が足裏にかかります。

例えば、陸上なら100m走なら自分の体重の3倍程度の力が片足にかかることになります。

それもタータンではコンクリートなみに硬く、スパイクもほとんど吸収材が無い為

裸足で支えている感覚だと思います。これが足裏の筋肉や靭帯の強度が低下することで

足首が不安定になり怪我が増加します。

足首周辺で扁平足が原因でおこるものものとして、

①シンスプリント

②有痛性外頸骨

③足首捻挫

④指の疲労骨折

⑤足の指の爪が剥がれる、爪の色の変色

⑥足底筋膜炎

などがあります。

 

これらは扁平足が大きな要因となります。

何故扁平足は怪我につながるのか、そのメカニズムには内側アーチが大きく関係します。

図①足底のスプリント靭帯の動き

 

図①では内側にある足底のスプリント靭帯の図です。

本来は指先があがることでスプリント靭帯が伸張されることで

地面からに反発を受けとめれる状態になります。

 

しかし、図①の下の絵では伸張がなくなることで柔軟性の低下と疲労が重なり

スプリント靭帯が脆弱になり足首周辺にその負担が増える結果となり

上記に記載しました①~⑥のような怪我につながります。

 

速く動けなくなる原因にも。

扁平足の場合、地面を強く押すというイメージがなかなかつかめない選手が

少なくありません。

当クラブでも扁平足の改善トレーニングの初期ではなかなか地面を踏むという

感覚が掴めません。

 

しかし、これでは競技で速く動くことは現実的には難しくなります。

写真① 地面を踏めない状態

写真①の左足は扁平足の足の状態です。

地面を押す際に内側のスプリント靭帯が弱くなっている為に

足が内側に傾いています。

 

この状態で地面を踏むと足首は傾いた状態で地面からの衝撃を

受け止めることになります。

これでは速く動くことを難しくなります。

母指球で地面を押すことが出来ないと現実的には素早い動きは不可能になります。

 

速く動けないというより速く動くことが出来ない状態といった方がいいと思います。

素早く動く、速く走るには内側アーチを強化して

地面を押す状態つくることが重要です。

図2 母指球と小指球で地面を押す

図2では足裏の横アーチの図です。

本来は向かって左のような横アーチが形成されることで

足裏で地面を押すことが出来ます。左の図では母指球と小指球が地面を

踏んでいる状態になります。

これが地面を押す状態=姿勢としては正しい状態です。

 

競技で速く動くには足裏の3点特に母指球、小指球の踏む感覚が

重要になります。

当クラブでは扁平足を改善する独自トレーニングで地面を正しく押せる

トレーニングを行っています。数カ月もすれば扁平足は改善され、足の裏の地面を

押す感覚を掴み、怪我も少なくなり、競技力でも足が速くなったり、素早い動きが以前とは

見違えるくらいだと親御様からのご意見を頂いております。

 

姿勢を正す、まずは足裏の状態から確認していきましょう。

足裏の状態が変われば、怪我を未然に防ぎ競技でのパフォーマンスは確実に変わります。

足裏の感覚がその後の膝、股関節、腰などに影響するのです。

家もそうですが土台となる部分が非常に重要だと思います。

 

姿勢を改善したい、扁平足でお悩みの親御様、気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

トレーナー兼コーチ

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

同じカテゴリーの記事を読む

この記事を読んだ方は、他にこちらの記事も読んでいます。