子供さんの足が速くなる方法、本日は最後の重心についてです。
速く走ることは子供の時は憧れでした。
私もそうでした。足が速いことは体育でも競技でも
やはり速く走れることは子供にはとても重要なことの一つかもしれません。
それは本能的な部分で。
しかし、10年以上前は速く走ることは才能だといわれていた時代もありました。
しかし、様々なスポーツ医学やバイオメカニズムが発達して走るには走る方法があることが
少しづつ証明されています。
それが日本人の10秒を切るタイムに繋がっているのだと思います。
今日は最後に重心についてのお話です。
重心位置が5センチ変わるだけでも走るスピードはかわります。
特に足の回転速度が。
①重心の位置をあげるトレーニング
写真①のこのトレーニングでは重心の位置をあげる練習です。
この写真のように棒をもって上半身を引き上げます。
この棒をもって足をあげる練習が重心の位置を引き上げることになります。
本来、腕を下ろして生活しているだけに重心がどうしても低くなりやすい。
しかし、重心の位置が低いと足を地面に押す際の位置が低くなります。
しかし、ボールでもそうですが高い所から落とすことで地面の床反発を
もらうことが出来ます。この腕をあげるトレーニングでは出来るだけ腕をあげで膝もあげて
つま先もあげて走る練習を行います。
非常に走りにくいですが重心の位置が高いのでその後腕をおろして走ると足がかるく感じることと
なります。これは重心の位置が高いことで地面を押す位置が変わった証拠です。
出来るだけ足の負担を軽減することは速く走ることの一歩に繋がります。
又、地面と足の裏の接地時間を出来るだけ少なくすることが速く前方に進むことになります。
それには床の反発をもらうことで必要になり、その力をうまく利用することがより前方に速くすすむことに
なるのです。
地面からの反発をいかにロスをせずに自分の身体でとらえるか、これが速く走るコツといえます。
地面には重力があり、この重力に吸収される走り方では、なかなか速く走れません。
逆に反発をもらうことが速く走ることになります。
そのためにも重心の位置が高い所から地面を押す感覚が重要になります。
速く走るには胸椎の回旋、腕の振り、膝の高さ、地面からの反発、そして重心の位置が
重要になります。
是非、あきらめないで速く走ることが誰でも可能なのです。
私がレッスンしている小学生、中学生はみんなもともとは速いお子様ばかりではありません。
最初は学校でもほとんど、タイム的には全然の子供さんでも数カ月でクラスでトップの成績を
出しているお子様は少なくありません。
また、競技でも全国レベルではない選手でも走るコツを習得することで全国大会に出場している
お子様も多くおられます。
これは才能ではなく、コツと技術の問題だと思います。
速く走ることは自分の移動手段で自力で出来る唯一の手段です。
是非、風を切って走ってみませんか、今までも違った風景や世界が待っているかも
しれませんよ。
速く走りたい、競技でもっと速く走りたいなどでお悩みの親御様気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島