
奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はテニスについてです。
ジュニア期ではテニスで必要になるのは
①フォアハンドやバックハンドの時のスイングの安定度
②走る際の速さ
③左右前後のアジリティ能力
などが重要視されます。
この3つともの必要になるのは
体幹の能力になります。
体幹の強さって? と思われる方もおられますが実際に体幹の能力が
強いと弱いでは競技能力には大きく変わります。
テニスやバトミントン、卓球などの道具をスイングする競技では
自分の腕より更に先端な部分でボールやシャトルを打つことになります。
しかし、末端の部分に力を注ぐには、まず自分の体幹部分と四肢でどちらで
ラケットをコントロールをするかになります。
当然四肢の末端の腕でラケットをコントロールと腕はとても小さいな筋で構成されています。
その為、速く大きなスイングを腕だけで何回も振る練習をしてみてください。
多分腕が重くなり痺れるような感じになります。これは、末端の筋で速く振るとそれに対応できる
筋がすぐに疲労を感じてしまい、筋肉が疲弊するため複数回行うことが出来ません。
また小さい筋の為に大きなパワーを発揮することが出来ないのです。
大きな力を発揮するには当然大きな筋群がある部分で力発揮をする必要性があるのです。
①フォアハンドなどでは体幹で打つ感覚を
フォアハンドやバックハンドで強力なショットを打つには体幹で打つ感覚が必要になります。
物理的に速い速度を回転させるには大きな軸よりも小さな軸で回旋することで速い回転速度を
うみます。その為、フォアハンドやバックハンドではあくまでも体幹で打つ。
その為には股関節の回転→胸椎の回転の連動性が重要になるのです。
この股関節と胸椎の連動性はショットだけでなくアジリティ能力にも大きく影響するのです。
②右股関節に体重をのせるトレーニング
写真②では右股関節に体重をのせるためにメディシンボールをつかい
トレーニングをしております。
写真②のように股関節の内旋動作で体重をしっかりのせて次の動作でこれを反対側に移動して
左の股関節に体重を乗せます。この動作を繰り返すことで股関節の内旋の動作を覚えることが出来ます。
体重を移動することが出来れば、これを素早く行います。速く動かすには股関節の切り返し動作が必要になります。
③股関節の切り返し動作
写真②の動作を更に速く行うには写真③のようなうつ伏せて股関節を外旋して状態から逆方向に身体を回旋させます。
この動作で必要になるのは股関節の内旋と胸椎の回旋になります。
このような四つん這いの状態で練習を行うことでより身体の回旋する能力を別の形でまずは習得しましょう。
実際にこの動作はトカゲやワニなどはこのような動きで前に進んでいるのです。
股関節の内旋の動きと胸椎の回旋動作の連動を行うことでスイングの速さに大きく影響します。
しかし、この股関節、胸椎と言われる部分が体幹の能力になります。
写真の②で前に進む練習をしましょう。胸椎と股関節の動きがとてもスムーズになりますよ。
小学生でも全然出来るメニューです。
多くの選手がこの胸椎、股関節の連動動作を覚えることでテニスでのスイング力の向上につながります。
又、先ほども述べましたが、速く動くにはこの股関節の内旋と胸椎の回旋があることで
アジリティ能力が各段と向上します。
④速く動くにも体幹の動きが重要
写真④のように速く動くときにも股関節に正しい状態で体重を乗せ、次の瞬間
その力を使い身体を回旋していきます。速く動くに直線ではなくらせん状の動きが
必要になるのです。
是非、テニスのフォアハンドやバックハンドの能力向上、アジリティ能力向上の為に
体幹の能力をあげよう!!
コーチ兼トレーナー野島