奈良市ジュニアアスリート専門トレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はバスケットボールでの速く走る、そしてレイアップシュートをうまくなる為のトレーニングについてです。
バスケットボールでは、速く走る、そしてどのようにしてシュートまでもっていくかがとても大切です。
特に小学生~中学生では、練習をしても、それほど上手くシュートが出来ない、また速く動くことが出来ない。
というご意見少なくありません。
これは、まずシュートに行くまでの過程で動きに問題があります。
バスケットの練習を週5~6回してもうまくならないのは、動作に問題があるのです。
これを理解しないとなかなかうまくなれないまま、中学生でプレーすることになります。
バスケットでは、まず動く時に多くの選手は股関節ではなく、膝中心の動きが多いということです。
実際怪我が多い選手は、この膝重視で動いている選手が多くみられます。
次に、動くときに、特にストップをして方向変換する時に、膝で動くと速くスムーズに方向転換出来ないまま
動くことになるのです。
これがまず修正する部分の大きなポイントになります。
またレイアップシュートでもほとんどが膝の力でジャンプする為に、あまり高く跳べない、不安定なジャンプになりがちです。
この動作を変化させないまま、継続してもなかなかうまくならないケースが多いのです。
では、まず速く動く為にはどのような動作のトレーニングが必要になるのか。
よく聞かれるのですが、バスケやれば足速くなるでしょうっていうご意見ですが、それは
なんとも言えません。バスケやる=速く走れるわけではありません。
あくまでも競技は自分が習得している身体の動作のスキルを使って運動をおこなっています。
その為、知らない動作は何年なってもわからないのです。
まず、速く動くにはバスケットだけではありませんが、股関節を使い、地面を押していくことが大切です。
地面を押すためには進行方向の反対側を押す必要があります。
①走る動作のウォールドリル
速く動くには写真①のように地面を進行方向の反対側を押すことで
進むことが出来るのです。その為に動作のドリルで地面を押す方向を練習しましょう。
これがドリブルで動くときにも、自分のスピードの強弱をつけれるようになるのです。
次にレイアップです。
②レイアップシュート
レイアップでは、身体の上半身の動きがとても大切です。
ボールを上方に挙げるときに、地面からの反発と上半身の引き上げと両方使い
上にジャンプしていきます。
そのジャンプでは股関節、胸椎を伸展する動作が必要です。
この股関節、胸椎の伸展がないままジャンプに入ると身体は一直線上に伸びないために
空中での滞空時間が短くなりレイアップシュートの成功率に大きな影響を与えます。
⓷④股関節、胸椎の伸展動作
胸椎の伸展と股関節の伸展をしっかり行うことで空中での滞空時間を長くすることが出来ます。
地味なドリルですがこのような地味なドリルを行うことでよりレベルの高いレイアップを行うことが
可能になるのです。
是非、バスケットボール、ミニバスで速く動き、レイアップシュートを出来るには
動作を見直すことをお薦めします。
プロの選手でもこのようなドリルをしっかりおこなっているのです。
トレーナー&コーチ 野島