奈良市 アスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はラグビーでのタックル強化について主に中学生~高校生ではタックルが苦手な選手も少なくありません。
タックルに必要になるのは、まず体幹の強度にあります。コンタクトプレーではコンタクトの瞬間にどうしても
スピードのある選手からの力がかかる為にタックルを行う選手は受け身になり体幹がつぶれて行うケースが
少なくありません。
しかし、強い選手や大きい選手を倒すにはこの体幹の強度が弱いとどうしてもタックルにいっても
なかなかうまくいかないことが多いのです。その為、タックル練習を行うのと同時に行うのが
四つん這いでの姿勢の強さになります。
①四つん這い姿勢のトレーニング
四つん這いでの姿勢はラグビーにはとても重要な姿勢になります。基本背中の部分がフラットになり
腰が反ったり、腰が丸くなるポジションは腰を痛めるだけでなく、頭から地面に落ちる危険性があるので
ラグビーではこの背中のポジションはとても重要です。
特に、スクラム、ラック、タックルなど全ての動作でこの四つん這いの姿勢が強いことは体幹、
特に腹圧が強いことになります。
この腹圧とは腹部、背部に存在するインナーマッスルをしっかりと使うことで
この姿勢を維持することが出来ます。
タックルでも同じことがいえます。タックルではコンタクトポイントに対して自分の体幹の力が垂直方向に
押すことでより強いタックルになります。
しかし、コンタクトポイントに対して湾曲のような姿勢でコンタクトするとその力の推進力は
大きく減少し相手を倒せないタックルになる可能性が高くなります。
②③腹圧を高めるトレーニング
この写真②③は中学生や高校生ではおこなっている体幹のトレーニングになります。
最初は四つん這いの姿勢から身体を前方に倒していきます。この時肩甲骨の安定と
股関節から体幹部の腹圧が強いとこの姿勢を何回も繰り返し行うことが出来ます。
④ベア歩行
写真④では先程の①での姿勢から歩行していきます。この時対側の脚と手を同時に出します。
この写真では重りなどはありませんが高校生以上では背中に5~10KGのプレートなどを
おいても地面に落ちないで行う練習をします。小中学生が棒などを置いて落ちないように行います。
このように四つん這いでの姿勢でも背中のアーチが崩れないことが腹圧の強化につながります。
四つん這いのトレーニングを徹底することで確実にタックルの姿勢が変わります。
⑤コモドドラゴン
写真⑤はコモドドラゴンと言われるトレーニング、このトレーニングでは
下半身、特に股関節の外旋、内旋、胸椎の回旋、伸展が行えるトレーニングです。
この状態で前に進んでいきます。この動作はとかげのような動きになります。
このコモドドラゴンが上手くなることで身体の連動動作が上達します。
連動動作が上手く出来ることでタックルに行く際の地面を押す頭の位置、股関節の使い方、
胸椎の回旋などを入れることでより強いタックルの動作を覚えることになります。
オーストラリアの選手などはこのような動作トレーニングをおこなっているそうです。
是非、タックルの上達、うまくなるために体幹をつかったトレーニングをおこないましょう。