奈良市ジュニアトレーニングジムのASUKAジュニアアカデミーです。
今日はサッカー、ラグビーで速く動く為にはどうすればいいのか。
そこにフォーカスをあてていきたいと思います。
サッカーやラグビーではターンオーバーやステップ動作で方向転換することが多くあります。
しかし、この中でも重要になってくるのは、切り返し動作などでの方向転換でのスピードです。
ラグビーでも最近ではスピードあるプレーで魅了しています。
これは海外の選手が日本でプレーすることでより展開の速いラグビーが求めれています。
サッカーでは海外でプレーする選手が多く、ここでもやはりスピードのある選手が要求されます。
これは、観戦している方にとってもやはり展開の速いのは魅力になります。
その為、年々スピードのある選手が代表クラスとして選出されています。
では、このスピードはどのようにレベルアップしていくのか。
サッカーやラグビーでは50m走が速いよりも10ⅿが速い選手の方が
選手としては魅力です。それはサッカーやラグビーでは特にジュニア期では
競技自体のスペースも狭く、人数も少なくなります。
高校生や大学になると違いますが、それでも100ⅿ走が速いことより
やはり最初の10mまでが競技の特性からも必要になると思います。
しかし、この10mまでで勝負が決まることが多いのです。
これは方向転換する速度が速いということは相手よりも優位な体勢でパスやランなどを
おこなうことが出来ます。
しかし、ここで重要になるのは走る速度よりも止まる速度が大切です。
方向を転換する時はどうしてもスピードを一度抑える必要があります。
しかし、この減速する時にほとんどのお子様が頭からつっこみがちです。
これでは速度を自分の思う場所でコントロールすることは難しくなります。
このコントロールこそが、速度を次の場面で活かすことになるのです。
例えば、ステップ動作で一番対応しにくいのは緩急です。
ゆっくりの速度から急激にトップスピードに入ることで相手は対応することが
困難になります。これは速度が急激に変わるとそのことを探知し反応するには
どうしても時間がかかるのです。その為速度が一定で動いている方が逆に対応は
難しくありません。
しかし、急激な速度変化は対応が難しく、かなり対応するには身体の使い方のスキルや
動体視力の問題もあります。
その為、速く動くには速く止まれることが大切になります。
①②止まるトレーニング斜め方向と縦方向
止まるには自分の頭がつっこまないことが大切になります。
また、その為には地面を捉える際には踵の方から地面に着地する意識が必要です。
つま先は出来るだけ空中ではあげておき背屈と言われる姿位をとることで
地面を瞬時に抑えることになります。
写真③④⑤踵の方からの接地
写真の③~⑤のように踵方向からの接地を意識することで、
スピードをより速く止めることが可能になります。
速く動くことは速く止まることに。
止まることはなかなかジュニア期には難しい動作になります。
しかしトレーニングをおこなうことで誰でも可能になります。
日本代表クラスの選手でもこの減速トレーニングをとても重要視していることは
あまり知られていません。
ジュニア期でも速く走る為には減速のトレーニングをおこないましょう。
そうすることで切り返しからのリスタートが速くなりますよ!
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トレーナー兼コーチ野島