ジュニアトレーニング、今日はサッカーでの切り返し動作を
速くするパドリングについてです。
その前に、ジュニアトレーニングのレッスンでこの9月から追加している項目があります。
それはメンタル面でのトレーニングです。
競技には当然、競技スキル、フィジカル、戦術などが必要です。
しかし、このスキルやフィジカルを充分に活動させるにはメンタル的な考えて行動できることが
必要です。
特に小学生高学年以上では今、自分に何が必要か、それを達成するには何が必要か、
そしてどんな練習をすればいいのか、どんな意識をすることが必要かを
きちんと考えて選手と一緒に私たちが導きだしてあげることを現在行っています。
こちからだけこんなことのトレーニングをする、覚えてでは選手自身がそれを
どの場面で使うか、意識できるかが不明確では実際の試合現場では通用しないことが
多いと思います。
ですから選手自身も口にだして自分を自己分析できることで
競技力向上に繋がると思います。
そんなことを踏まえながら現在トレーニングをおこなっています。
では本題にもどります。
切り返し動作で必要になるのが、パドリングという身体の使い方のスキル動作があります。
これをしっかり覚えましょう。
パドリングとは足の裏の第1~5趾のなかで1~3趾の部分で地面を押します。
そして脚は動かし続けます。
①パドリングの姿勢
パドリングを行うメリットは
①相手の動きに対応しやすい
②左右どちらの方向転換にも対応できる
③相手のフェイントにも対応可能
があげられます。
しかし、姿勢としては写真①のような斜めでのパドリングや正面でのパドリングなど
方法は様々です。
斜めになる場合では相手を誘導する目的でも斜めに身体をつくり、わざと空いている方向に
向かわせます。
このようにパドリングを行うことで相手の攻撃に対応を可能にします。
パドリングを行うには常に脚を動かす為、持久力も必要ですが、より高いレベルでの
競技レベルを目指すならこのパドリングは不可欠です。脚を完全にとめてしまうと
その後の攻撃にすぐに対応しにくくなります。特にゴール前などは一度抜かれると
ペナルティーエリアに入るとなかなか思い切ったディフェンスを行いにくくなります。
そのまえに出来るだけ守るには抜かれない、抜かれたとしてもできるだけ追いつきやすい
姿勢がもとめらます。
サッカーでは、このパドリングをトップ選手はほとんどおこなっています。
パスコースをインターセプトするにも脚をうごかいている方が有利になります。
トレーニング方法をしましては
①初級編 パワーポジションの姿勢でその場で脚を小刻みに動かす、
それも股関節で地面を押す感覚で。
②初中級編 パワーポジションのままパドリングをして5mくらいを前進したりバックを
行う。
常に体重を第1~3趾におき、踵は基本つける意識は無しで行う。
③中級編 パドリングを走りながら急に止まり行い、また進んでパドリングを行う。
④中上級編 パドリングを様々な方向で写真①のような斜めなども含めて行う、また
スピードもあげていく
⑤上級編 スピードもあげ、またパドリング後バック、前進、などを行い
どんな方向でもパドリングして→ダッシュできるようにする。
このようなトレーニングをおこなっていきましょう。
サッカーの切り返し動作が速くなるには、このような身体の動きスキルをおぼえましょう。
そうすることで相手の動きに対応しやすくなります。
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