ジュニアトレーニング、テニスでのバックハンドの強化トレーニングについてです。
バックハンドを行うには、重要な要素があります。
それは、最後まで自分の軸脚の母指球を踏んでいるかどうかです。
バックハンドの時にラケットを振り切る際に例えば右利きの場合左足が軸になります。
この左足裏で最後まで踏む続ける力が必要になります。
当クラブではテニスの全国レベルの選手が多数トレーニングされていますが、
全国レベルかどうかはこの部分でも大きく分かれます。
軸脚の足裏で最後まで地面を踏んでいない場合、ラケットへの地面からの反発力が弱くなり
また片足でのスイングは肘の怪我にもつながります。
軸脚の足裏が速くあがる選手は地面からの力をもらう前にスイングしていることになります。
これは世界的なプレヤーのスイングをみればわかります。最後まで軸脚の足裏を踏む続けようとしています。
この足裏でも特に母指球への意識を高めることが重要です。
母指球を踏み続けることで足首、膝、股関節を全てを伸ばすトリプルエクステンションと言われる
動きを行うことが出来ます。
①トリプルエクステンション
写真①で母指球をしっかり踏んでのトリプルエクステンションと言われる
動作をおこなっています。
バックハンドでも同じことが言えます。最後までしっかりと母指球で踏み続ける意識が
身体全身を引き伸ばすことになります。
テニスだけに限ったことではありませんが、小さいなフォームでスイングしていませんか。
しっかりとサーブもリターンも身体全身を使うことが必要です。
特にフォアハンドでないバックハンドは苦手な選手が多いです。
逆にバックハンドのレベルが上達するとテニスのレベルも少し変わります。
バックハンドのレベル上達は自分のテニス全体のレベルアップの底上げになります。
②ヒップヒンジからのトリプルエクステンショントレーニング
写真②ではしっかりと股関節で体重を支えてその力を反対に足に体重を移動させる
ヒップヒンジトレーニングです。
股関節を後方に引き体重をしっかりと受け止めます、その後しっかりと地面を
押して先ほどのトリプルエクステンションと言われる3つの関節(股関節、膝、足首)を
伸展させます。これを左右交互に行いましょう。
バックハンドでは腕の力に頼りすぎるフォームがとても多いのが現状です。
是非とも、身体全身で打つトレーニングお薦めします。その中でも
母指球は最後まで押し続けてみましょう。
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トレーナー兼コーチ 野島