タグラグビーからラグビーを学ぼう! ラグビー専門コーチが教えるトレーニング塾!!

今日は当クラブが運営しているタグラグビーについてです。

タグラグビーは現在各ラグビースクールでは小学生1~2年生では必須で

行っております。

しかし、現在のスポーツ事情からするとタグラグビーで身体の使い方を

しっかり覚えることは次のステップに有効になると思われます。

コンタクトプレーは現在の子供さんの中で行うのは少し危険を伴います。

 

昔は相撲やとっくみあいなどを行うことも小学生では珍しくはありませんが

現在では、そのような子供をほとんど見ません。

しかし、ラグビーでのコンタクトプレーでは必ず転倒することが必須となります。

この転倒する時に受け身などをとれないと

実際は骨折や脳震盪などの怪我になることもすくなくありません。

 

まずは身体をしっかりつくる。これがラグビーに進みには重要だと思います。

現に中学生からラグビーを行った選手の多くが鎖骨骨折、肩関節脱臼などを

受傷しています。これらはほとんどが受け身の問題にあります。

 

では、タグラグビーで練習をしながら、少しづつコンタクトになれるにしても

まずは、ボール、特に地面にあるボールを取る練習の姿勢が重要になります。

①ボールをとる姿勢

 

ボールを取る際にまず、股関節をしっかり曲げて自分が地面に近づきます。

よくあるのは、ボールを上半身だけでとりに行く体勢です。

上半身だけでいくと頭が地面に向かっているので前方向からの相手の動きに気付かずに

ぶつかる可能性があります。

しっかりと前方をみて相手の動きを意識することが重要になります。

このようなボールをとる動作は小学生の頃から練習することで

身体の使い方を覚ることでラグビーに移行しても通じるスキル動作になります。

 

次に相手と自分との距離感です。

特に小学生のタックルでは相手との距離感が掴めずにぶつかるケースも少なくありません。

この距離感もまずはタグの時に相手のタグをとるときに両手でとる練習をきちんと行います。

しかし、タグでも飛び込んでタグをとれない子供さんも多く、これがタックルだと危険になります。

 

これは距離感をはかるトレーニングです。相手の動きを見てどの位置で自分が動くか。

これをしっかりとタグで練習しましょう。実際にタグをうまくとる選手はタックルに行く時も

相手の動きにきちんと対応出来ています。

 

次に行うのは距離感をはかり相手へのコンタクトプレーです。

しかし、タグラグビーではコンタクトは禁止です。

その為コンタクトというより距離感をとり相手のタグを両手に両方の腰付近に回し

練習です。この練習では相手の腰に手を回す時に必ず首を相手の左右どちらかに

向くようにします。真正面から入ると当たると頭部を打つことになります。

どちらかの腰に自分の顔が行くようにします。

しかし、相手の進行が右なら自分の顔は左の腰へ

相手が左に来るなら、自分の顔は右へ受けます。これは相手の進行方向に

自分の顔が入ると危険を伴うからです。

 

このようにタグラグビーを正しく低学年から覚えることでスムーズにラグビーに

以降していけると思います。

是非、タグラグビーからラグビーに移行していけるようにしましょう!!

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トレーナー兼コーチ 野島

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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