今日は速く走るトレーニングです。
このシリーズは定期的に私が実際に指導している内容でのトレーニングについて
お話をしております。
今日は、足首についてです。速く走る為に足首の角度はとても重要です。
足がなかなか速くならないお子様でも足首の角度を変えるだけで速くなります。
①足首の角度
走る時は足首は基本、90度を維持したまま走ることが要求されます。
写真①の手前の選手の足首の角度は脛骨に対して約90度になっています。
この角度のまま、地面に接地していきます。その為踵が地面に接地することは
ほとんどありません。
ただ誤解してほしくないのはつま先での接地ではなく、あくまでも接地は
足裏の真ん中になります。しかし、この角度で地面を押すことで踵がつかないのが
ベストです、もしついたとしても意図的ではなく自然についてという感じになります。
しかし、足がなかなか速くならない、スタートが遅いお子様や選手は踵から接地して足首の角度が接地して
からかなり動いています。これでは地面からおきる床反発という力を使うことは出来ずに脚で地面を
かくような走りになります。
②陸上のスタートブロック
陸上では写真②のようなスタートブロックを使用します。これは、よりスタートの時に
地面を押すために使われます。この時地面に対して足首が90度程度になるように設定されています。
これが競技においても同じような形で走ることが速く走るコツになります。
③④ ウォールドリルでの練習
しかし突然、足首を固定して走るにはなかなか簡単ではありません。
その為壁を使ったトレーニングが有効になります。
しっかりと足首背屈し90度程度に固定して脚を入れかえていきます。
最初はゆっくり構いません。慣れてくると1回だけ空中で入れ替える。
次は2回と。このように壁で練習をすると両手で支えているので足首への
イメージがつきやすいメニューになります。
⑤足首のトレーニング
写真⑤では足首をあえて背屈にしてしゃがむトレーニングを行っています。
このトレーニングではしゃがむ時に足首が崩れないことが重要です。
是非、足首のトレーニングを行いこの角度を保てるようにしてみてください。
走る時に今までと地面を押す感覚が違うのがわかります。
速く走るにはコツがいくつかあります。これらをしっかりと行うことで誰も足は速くなります。
是非、速く走りたい、高くジャンプしたいなどお思いの親御様気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島