競技力向上トレーニング、育成編 どのように子どもを育成していくか。自分で考えることを見守ろう!

今日は競技力向上に必要な育成についてです。

当クラブでも多くのお子さまをトレーニングやラグビースクールで

レッスンしております。私が15年以上子供さんたちと接して感じることは

強制的な練習やトレーニングはあまり身をむすばないということです。

小学生1年~中学生3年生くらいでは、海外ではジュニア世代と呼ばれています。

海外のサッカーでのトレーナーの方とお話して感じることは、

日本は教えてあげているという感覚、だから出来ないと叱る、なぜそれが必要か

子供が理解していないケースが少なくありません。

 

ラグビーでも試合中にあれこれコーチが指示を出すチームもありますが、

自分も選手として試合のピッチに立っていて監督から随時指示が出ても

プレーをするのは選手です、自分で考えることが出来ないで指示まちの状態で

プレーすることは結果選手の育成には向かないと感じます。試合中では本当は

選手がゲームメイキングするのです。海外のスクールではハーフタイム

コーチはあまり多くの指示を出さない方も少なくありません、選手の自主性で

どうするかを決めることが試合中に自分達でゲーム展開によって戦法などを

変化していけるからだと聞いたことがあります。

 

子供さんの特にジュニア世代でもすべてをコーチが指示を出すことは

最初はいいのですが、指示をださないと動かない選手を増やす原因にもなります。

指示は選手個人個人によって違います。選手個人個人の性格などを考慮した指導方針が

本来はコーチやトレーナーには求めらえるのかもしれません。

 

子供のうちは自分で失敗してもいいから様々なプレーにチャレンジしてみる

ダメなら、又修正していけばいいのです。失敗するたびに注意ばかりしても

失敗を恐れるあまりプレーが小さくなります。

 

しかし、注意すべき点はしっかりとします、それは緩慢なプレーや

相手を思いやらないプレーや発言は注意してきちんと理解させることは

重要です、それはコーチやトレーナーの役目でしょう。チームプレーでも個人種目でも

相手を思いやる気持ちがない、礼節を重んじないプレーは見ている側からも

感動は生まれないと思います。

競技スポーツで感動がおこるのは、そういう所からではないでしょうか。

 

ジュニア時代にどのような指導を受けるかはとてもその後に人生に重要です。

私も中学時代、ラグビーに出会い長年プレーしてきたのは、

ある先生のお言葉からでした、なかなかどの競技をしても長続きがせず

ラグビーに出会い、最初はあまり興味もありませんでしたが、

先生とスクラムを組みとてもいい評価を受けました。自分が運動でだれかに正しく評価

記憶はありませんでした。それで自分の中で何かが変わったのです。

 

その言葉30年以上たった今でも覚えているものです。

それ以降ラグビーを長年プレーすることになったきっかけに。そして自分が

指導者に回ることに繋がっています。

育成はただ褒めるだけではなく、そのお子様のいい部分を正確に評価してあげることだと

思います。

 

当クラブでもなんでもかんでも教えるのではなく、コツを覚えて頂き

自分でも少し考えて選手とトレーナーが一緒に二人三脚でレッスンすることを

理念としております。

 

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

 

コーチ兼トレーナー野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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