今日は速く走るトレーニング、第2弾。
腕のスイングで走るスピードは大きく変化します。
腕のスイングで何故、スピードが変わるのか?
動き出す前の静止した状態では脚は両脚ともに
地面に接地しています。しかし、腕はこの時もフリーに動かすことが可能です。
脚を動かすには長さ、重さからも大きな力を要することになります。
これをスムーズに行うことが出来れば脚は速く前方に動くことになります。
この動作を可能にするのが出来るのです。
腕のスイングを速くすには、ただ振るだけでは難しいのです。腕の肘を伸ばしたまま
走るお子様や選手がおられますが、肘を伸ばすことで遠心力が大きくかかり
腕のスイングの戻りが遅くなります。遅いスイングでは脚の回転を速めることは出来ません。
ではどのように腕のスイングを速くするのか。
とてもいいトレーニング方法があります。
ヒップタッチという方法が。
①②ヒップタッチ走法
写真①②で行っているのはヒップタッチ走法と言われるトレーニングです、
股関節の横部分を手でタッチするイメージで振っていきます。
股関節の横をタッチすることで、腕と脚とのまず、連動性を高めることが出来ます。
そしてタッチした後、肘をたたむことで、腕を前方に移動しやすくなります。
このヒップタッチを繰り返すことで脚と腕の連動性がよくなり、前に進む推進力が
あがります。実際に多くのお子さまに行っておりますが、
見違えるほど脚が速くなっています。
足の裏は基本走るときは、接地時間が短い程程、地面からの吸収を抑えることが
可能となります。しかし、腕は脚よりも身体の上方にあります。腕のスイングが正しく行うことで
上半身が下半身を持ち上げることが出来ます。その結果地面に接地している時間は減少し
地面からの反発を受けやすくなります。下半身だけで走ると上半身の重さまでも自分で受け止める
ことになるため、減速になります。
ヒップタッチ走法が慣れれば、タッチではなく動作を同じで走っていきます。
腕で身体を前方に進める感じがわかると思います。
速く走るには、この上半身の腕のスイングは不可欠になります。
世界の100mのトップ選手の腕があれほど太く引き締まっているのは
腕のスイングが非常に速い為発達しているとも言われています。
小学生からでも腕のスイングを正しく練習することで
スタートや、トップスピードは大きく変わります。
是非、ヒップタッチ走法をお薦めします。
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トレーナー兼コーチ 野島