9月になる少し涼しくなってきました。
9月もあらゆる競技を観戦にいきます。
来週は剣道の全国大会がある為
大阪で観戦予定です。
10月はワールドカップのラグビーの観戦しに行く予定です。
今日の投稿は
前十字靭帯損傷からの競技復帰のリハビリと
再発予防のトレーニングです。
前十字靭帯は膝の靭帯損傷でもっとも重症な怪我です。
前十字靭帯は膝の前方方向に移動する力を止める役目をしています。
しかし、膝と爪先の向が違った状態で捻転されると前十字靭帯を損傷することに
なります。
バスケ、バレー、バトミントン、サッカー、ラグビーなどジャンプ系や
ターンオーバーの多い競技で起こりうるケースが多いです。
損傷の度合いに関係なくほとんどのケースが幼少期を除き、ほぼ手術になります。
しかし、術後以前のような動きが出来ることよりも再断裂するケースが少なくありません。
これは膝での動き方が習慣ついている為に身体の動かし方にエラーが出たままプレーして
いる事が同じ関節を損傷してしまう結果に。
再発予防には根本からの治療が求められると思います。
では根本的には膝を中心とした動き方を股関節を主導で行う動き方に
修正するコレクティブトレーニングが必要になります。
本来はスピードを止める、ターンオーバー、切り返し動作などは股関節で
行います。股関節はそれだけ様々な動きを行える構造をしています。
損傷からのコレクティブトレーニングでは動きかたの改善と
機能的に身体を使える練習が必要です。
特に股関節の動きをで身体を動かすトレーニングが重要になります。
①②③
上記写真ではランジの基本姿勢のトレーニングです。
意外とこのランジの姿勢が出来ない選手が少なくありません。
基本ランジでは前、後ろ脚の体重のパーセントは50パーセントづつです。
均等のとれた形で立つことが重要です。
写真③では上半身を回旋しても爪先と膝の位置や膝の中心の真上に膝の中心が来ているかが
重要です。
このランジ動作でこの位置が維持できない、爪先と膝の位置がづれている場合、
考えらるのが体重をきちんと足裏で支えれていない、股関節で地面を踏めていない為が
原因として考えられます。
これが練習中や試合ではこのようなランジの姿勢(足が前後)するケースは少なくありません。
その際に大きな負荷がかかると膝への負担が増加し前十字靭帯に大きな力がかかわります。
ですのでまずはこのランジの姿勢を正しく行うエクササイズがお薦めです。
このランジはウェイトリフティングの選手も基礎的なトレーニングとして活用しています。
それは下半身の維持が出来ないのにあれほど高重量を挙げる競技では膝へのリスクが
高まるからだそうです。
このランジは股関節からの力をいかに正しく足裏に伝えるかが重要です。
膝中心ではなく股関節を使うことでこの状態で維持することが出来ます。
写真②では膝が爪先より前方に移動しない為には
股関節の力で動きを止める必要があります。
ランジ動作を動きながら行ってもこの状態(前後の足の体重割合)で動くことが重要です。
前十字靭帯からの回復プログラムではこのような股関節の使い方と
膝、爪先の位置などを基礎から行います。
最初は歩行からそしてラン、ジャンプ、ターンオーバーで行っていきます。
前十字靭帯からの損傷でお悩み、再発予防をきちんと行いたいとお考えの
選手親御様、気軽にお問い合わせください。
0742-22-0120
asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
asukaトレーニングクラブ
あすか鍼灸整骨院
トレーナー兼コーチ 野島