陸上短距離選手の太ももの肉離れは、地面を押し、反発力をもらうことで回避出来ます。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

ジュニアトレーニング、陸上専門コーチ兼トレーナーの

野島竜一です。

 


 

当クラブでは走ることの専門指導を行っております。

走ることはほとんど陸上で行う競技では必要になります。

バスケ、野球、サッカー、陸上、ラグビー、テニスなど

走ることは必要になります。

しかし、競技においては走り方が少し違う事実もあります。

当クラブでは走る為の必要な身体づくり、足の動かし方、

地面の捉え方などレッスンしております。

興味の有る方は一度体験してみてください。

足が速くなるのが実感できます。

 


 

今日の投稿は

陸上での短距離選手の太ももの肉離れの原因は地面を押していない為だと。

 

陸上の小学生~大学生のトップアスリートを

見てきました、日本選手権やアジア選手権に出場している選手も

少なくありません。彼らの足の状態で肉離れを起こる原因を

みてきて実感するのは、いかに地面に自分の体重を伝えることが

出来るかです。

しかし、多くの選手は地面に体重を伝えるというより、地面をかくような

動作になっています。

本来身体のバイオメカニズムでは、前方に進む為には、地面を後方に押す必要があります。

しかし、身体をあまり前方に傾けると倒れる為に、現実的には、斜め後ろ方向をに力を

伝える必要があります。

 

この際に足を地面で押すとその押す力で前方に進みます。例えば、壁に手をついて押してみてください。

押した力の分、自分が後方に移動します。しかし、この押すをかくような動作を壁にした場合

後方に移動する距離が小さくなります。また、これを繰り返すと上腕の筋が疲れ何回も行うことが

難しくなります。しかし、身体の力を肩の関節で押すとそれほど回数を重ねても疲れにくくなります。

これは大きな壁を鉛直方向に押せた結果自分の押した分を反発された為であります。

これが走る時でも同じことが言えます。

 

短距離で100m、200mでトップスピードで走る際に地面をかく動作を行うと

その疲労は直接太ももの前面か後面におとづれます。これが筋を過度に収縮し肉離れになる

のです。

これを回避するには地面を押す感覚が重要になります。

 


地面を押すことで臀部と体幹をもっと意識しましょう。

 

地面を押すには、体幹部分から押す必要があります。

足で押すことを意識し過ぎると地面の反発をもらえずに

吸収されることがあります。地面に吸収されると身体への負荷が大きくなり

100、200mを走り切る前に疲労して走れなくなります。

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写真①はよくあるウォールドリルの風景です。

しかし、ほとんど選手はこのドリルの時に支えている脚の膝がまがり身体も丸くなりがちです。

このドリルは地面を素早く押し空中で足を入れ替える走る為の練習の一つです。

 

練習の時からでも体幹から殿部を伝わって地面を押す感覚ではないと、自分の身体は重力に

より吸収されようとします。

体幹トレーニングが必要な要因はこの重力に負けない為でもあります。

地面とは反発しあうことでないと、身体は曲がり、速く動くことは出来ません。

自分が柔軟性のあるしかし、硬さのある棒のようになる必要があるのです。

 


 

地面からの反発をうけて走ることで肉離れを回避しやすくなります。

 

地面から反発をもらい走り、地面を常に押し続けることが出来れば

太ももを過度に収縮することはありません。また、地面を押す感覚を掴むことで

今でよりタイム向上にも結果繋がります。

先程、記載しました日本選手権やアジア選手権に出場する選手は地面をとても速く、強く

押しているにも関わらず、大きな音がしません。これは反発する時間が非常に短い為だと

思われます。

脚をかく動作ではなく、体幹から押す感覚を掴みましょう。

肉離れを予防することに大きく繋がると思います。

 


 

陸上での肉離れでお悩みの選手、親御様、なかなか記録が向上しないなど

気軽にお問い合わせください

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

コーチ兼トレーナー野島

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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