競技で速く走るには、いかに足の母指球を意識出来るトレーニングをするかが重要。

奈良市のリハビリ専門のあすか鍼灸整骨院、

ダイエット専門スタジオのボディメイキングスタジオASUKAの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

少しづつ紅葉の季節に。

 

11月には当クラブでは来年度の新人トレーナーの

研修が本格スタートします。

先輩トレーナーも少しづつ育ち、いいチームasukaが

出来る為にも研修でしっかりと学んで頂けばと思います。

 

 


 

競技で速く走る為には、足の母指球への意識を高める必要があります。

 

今日の投稿は競技で速く走るには、どの部分のトレーニングが重要か。

確かに、体幹部分、股関節のヒンジ能力なども非常に重要です。

しかし、それ以上に重要なのは、足裏にある母指球です。

意外にこの部分をトレーニングする選手は少なく、意識としてあっても

現実的には、なかなか母指球で走れていない現状があります。

母指球でなぜ、走ることがそれほど速く走れるのか。

母指球で走らないとなぜ、速くならないのか。

 

走る時には、厳密には足の裏が地面に設置する際に、小指球側から設置していきます。

ほとんどの選手は母指球で地面をほとんど踏まずに次の走る動作に移行していきます。

何故、これほど母指球を意識するのか。

それは母指球を生活レベルではあまり踏まない現状があります。

普段歩行時には、ほとんどの方が爪先が外を向き、小指側が大きく踏まれる

現状があります。どうしても、歩行の際には爪先をまっすぐに歩くことは

身体の構造難しいのです。

ですから走る時もほとんどの選手、世界レベルの選手でも爪先はスタートの時

外側を向いています。この方が自然です。しかし、そのまま着地してから地面を

踏む際には母指球に体重を以降しないと股関節が完全に伸展出来ない現実があります。

 

通常、座位からの立ち上がる際でも最後は大腿部の内側部分を意識して立ちます。

この際に母指球を踏まないと股関節は伸展出来ません。

小指球側では股関節が完全に伸びないのです。

これが母指球を意識する意味なのです。

 

ただ勘違いされては困るのは着地の際に母指球ではありません。

これでは爪先の前方部で着地してアキレス腱を痛める、踵を痛めることになります。

着地はあくまでも足の真ん中のアーチ部分です。

踵が高く挙がって設置しているのは、爪先走行になり速くは走れません。

あくまでも設置は足の真ん中で設置して、体重を踏み込むのは母指球となります。

これを間違える選手が多く、爪先で走ることが母指球を意識することではありません。

しかし、足裏が設置して踏み込むまでの時間はほんの0,0何秒の世界なので、

結果として母指球で設置して母指球で踏むという感覚的はその感覚が必要です。

そうでないとアーチで設置して母指球で踏むという動作を考えて行うには

時間が短すぎるので、母指球の感覚を高めることが重要です。

 

 


 

母指球の意識を高めるトレーニング方法とは。

 

A track and field athlete jumps over yellow hurdles before he runs over orange cones, all on a green turf field

 

母指球を意識するトレーニング方法はいくつかあります。

まず、母指球で地面を踏めているかどうかを確認するにはある一定の指標が

必要です。

これを可能にするのが、連続ハードルジャンプです。

NBAのバスケットボール選手は1m以上のハードルを軽々と何個も簡単に

跳んでいきます。

当クラブでもバレーボールのインカレに出場する大学生は

1mのハードルを5つ連続を一気に次々と跳んでいきます。

これは、母指球と足裏の内側アーチを活かしてバネのように跳ぶ必要があります。

この際に踵をあげて跳ぶような爪先では跳べません。

ある程度地面を踏むには踵は1センチも浮いていないでしょう。

 

実際に地面に着地している時は踵が一瞬触れたかどうかの感覚です。全く触れないような感覚は

高く跳ぶことが出来ませんし、連続で跳ぶことは出来ません。

 

後は縄跳びです。

縄跳びは特に2重跳びです。2重跳びは母指球と足裏で地面を踏んで高く跳ぶ必要があります。

これも、爪先で跳ぶとなかなか2重跳びを跳ぶことは難しい現状があります。

2重跳びを連続で30回くらい跳べる選手は母指球への意識が高いことが

わかります。

このような母指球で地面を踏むことが出来れば、自分でも驚くくらい、高く空中を飛ぶことが出来ます。

これが母指球への意識です。

 


 

速く走れると走る音がしなくなります。

 

母指球で地面を踏んで速く走ることが出来れば、感覚的に明らかにわかることが

あります。それは音です。

母指球で地面を踏むことが出来れば、連続ハードルジャンプのように、

地面に足が設置している時間が短くなります。その結果音がほとんどしません。

100mの世界レベルの選手は走る音がほとんどしないのです。

これは地面に足が設置して次の足が設置するまでの時間が極限まで短くなることで

空中を走っているような感覚になります。

この音がしない感覚を掴めてくると足の速さは今までとは違う体感速度を感じるはずです。

 

是非、母指球トレーニングで走力アップをお薦めします。

 


 

速く走りたい、速く動きたい、高く跳びたい、などでお悩みの親御様、

選手の方、気軽にお問い合わせください。

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0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。