膝の前十字靭帯損傷からの、競技復帰へのリハビリの重要性について。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

パーソナルトレーニング専門スタジオの

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

先日はスピードスケートで

1000mで小平選手と高木選手が

メダル獲得しました。

二人のトレーニング風景をみていると

やはりいかにストイックに自分を追い込まないと

ここまでこれなかったかがわかりますね。

参考になります。

本当におめでとうございます。

 


 

今日の投稿は

膝の前十字靭帯のリハビリの重要性についてです。

 

膝の前十字靭帯のリハビリについて今までも

何回かブログで掲載しております。

今日はリハビリを行う重要性について

競技復帰とその後の日常生活についてです。

特に、競技復帰するには

前十字靭帯損傷からのリハビリは機能を回復する

というより、とりあえず日常生活レベルで行われています。

しかし、これでは再発率が高くまた、その後の

日常生活に大きく影響します。

 

出来れば靭帯損傷からまず行うのは

筋力アップと動きの改善を徹底的に行う必要があります。

これを途中で中止している選手も多く、

再発する危険性とその後競技を終えてからの

後遺症を伴うことが非常に多いのが現状です。

これを予防するには術後のリハビリを徹底的に

行うことの必要性を感じます。

競技生活を終えても実際は膝の前十字靭帯損傷は

ついてまわります。その後の日常生活でも

年齢を重ねるにつれ筋力低下などで再断裂や

軟骨損傷などをおこすケースは少なくありません。

それほど、手術を行っても後遺症が残りやすい

外傷といえます。

 


 

 筋力の左右差はその後の動きに大きな影響が

 

前十字靭帯損傷でのリハビリでは左右差の筋力を

しっかりと見極めることが必要です。

左右差は身体のバランスをその後の競技でも日常生活でも

大きく崩す原因になります。

例えば、左の膝の前十字靭帯損傷の場合、術後から装具を

外す間、筋力は著しく低下します。

また、右の膝に大きな負担がその間にかかり右への

体重シフトが多くなります。装具を外したのちにも

その習慣は簡単には治ることはありません。

 

それは筋肉の性質上その動きを長期間記憶してしまっているからです。

しかし、左の膝の機能回復レベルとは左右差がなくなる所まで

リハビリでもっていき、また動き自体でも左右差が客観的に

判断してある程度ない状態までもっていく必要があります。

自分では左右差が無いように見えても客観的な動きを

判断してもらう必要があります。

 

左右差が大きく残っている状態での競技は非常に危険です。

損傷していない膝への負担が習慣的に多くなっている為、

腰、足首、膝、股関節へのオーバーワークになりかねません。

それが更なる怪我へと移行する可能性があります。

しっかりと筋力の左右差を出来るだけなくし

動き自体でも片方に依存していないか判断する必要があります。

 

 


 

 怪我のリスクを減らす動きを習得していきましょう

 

筋力の左右差がほとんど無くなり、動き自体でも

左右差が客観的に判断してもほとんど無くなってくると

最終的に今後の怪我や痛みを発症しにくい動き方を

習得していきましょう。

ただ、この正しい動きはほとんどの競技選手の場合、

幼いころに一度は経験しています。だいたい3~5歳くらいまでは

一番身体の使い方が本能で効率よく動かしています。

その動きを再習得していけば、怪我のリスクを大きく減らすことに

なります。

まず

①地面を捉える際への足の裏の感覚

②股関節優位でのしゃがむ、伸ばす動作

③方向転換の際の爪先、膝の向きが同じである

④背筋を意識して立てているか

⑤体幹部分を意識してお腹から力を発揮している

 

幼いころはこれを無意識に出来ていたのです。

しかし、少しづつ感覚のづれが

動きを少しづつ変化させています。

これを時間をかけてでも戻すことが

競技での膝の怪我を大きく軽減する要因になります。

 

前十字靭帯損傷は膝の怪我でも

最も後遺症が発症しやすい怪我です。

出来るだけ早期にリハビリを徹底的に行い

競技復帰し、またその後の競技生活を終えての日常生活でも

動ける身体を目指しましょう。

 

 

 


 

膝の前十字靭帯損傷の専門トレーニングを

当クラブでは行っています。

多くの前十字靭帯損傷から競技や日常生活へと

完全復帰されておられています。

前十字靭帯損傷からのリハビリでお悩みの方は

気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shikyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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