奈良市 ジュニアアスリート専門ジム/ テニスでのストローク上達、フォアハンド、バックハンドの能力向上!!

最近はジュニアトレーニングで様々な競技のトレーニングをおこなっております。

しかし、競技練習の頻度とトレーニングの効果を考えて欲しいところもあります。

 

よくあるご意見で週6日競技を行う、でも全然上手くならない、速く動けない。

これは週6日の練習の中身です。どうしても小学生、中学生では競技の時間や頻度を

重く置くところが日本ではあります。

しかし欧米では15歳程度まではほとんど週3程度の練習頻度になります。

それ以外の日はで身体の使い方などのトレーニングをします。

競技レベルをあげるにはまず競技の練習時間の増加は必要ですが、それよりも動作の理解です。

その動作が何故、必要か、それを理解しないでただ練習時間を伸ばしても

効果を期待するのは難しいでしょう。

 

競技では普段の生活ではおこなわない動作をします。その為、基本的な動作をきちんと理解して

競技を行うことが大切です、うまくならないからと練習時間を大きく増やしてもリスクの方が多いでしょう。

小学生では週6日とかでは怪我の誘発を促すだけです。

練習時間や頻度ではなく、動作の理解をまずは行いましょう。

 

当クラブでも競技時間の増加よりも身体の使い方を小学生~中学生では重要視して指導しております。

速く走るのも毎日走るだけでは速くはなかなかならないのです。

走るコツを速く習得しましょう。テニスでも長時間の素振りよりも効率のよいスイングを覚えましょう。

水泳でも速く泳げない場合、動作を練習しましょう。

 

動作が正しくないと競技レベルは成長しません。勉強と同じです。基礎的な学習能力がないのに

応用問題は解けません。

是非、競技の特性の動作を覚えましょう!!

今日はテニスでのストローク上達方法についてです。

 

テニスで小学生、中学生、高校生で多いのはストロークが手打ちのケースが多い。

又は下半身でしっかりブレーキ動作に入れていない。ことが大きな原因です。

テニスで練習をいくらおこなってもストローク上達するには、

ブレーキと胸椎を中心として身体の回旋動作になります。

 

しかし、この回旋動作を理解するにはまず身体のしくみを知りましょう。

それを知らいままテニスを何年も行うことはとても効率がいいとは言えません。

 

全国レベルの選手になるには、ただ練習をする所から2歩くらい踏み出すことが必要になります。

それは、まずフォアハンドで強い威力のあるストロークを行うには、下半身のブレーキ動作を

行い、地面からの反力を上半身に伝えることが大切になります。

 

①②地面からの反力をもらうトレーニング

地面からの反力をもらい、その力を上半身に伝えていきます。

ストロークで打ち負けるのは、上半身の強さというよりも体幹力と地面反力を貰っていないことが

原因です。

テニスでは写真①②のようにウォーターバックをもった状態で動いて股関節を内旋した状態で止まる

練習を行います。この時正しい位置で止まれるか、止まれないで上半身への力を伝える方法が変化します。

 

正しい位置で止まるには股関節の内旋運動を正確に覚えましょう。

競技力向上でもっとも重要なことは正確な動作を覚えることです。

素質だけで競技をおこなっていても、中学生くらいになると正しい動作を覚えている選手にいずれ

抜かされることになります。

それは、身体のメカニズムにはルールがあるのです。そのルールを逸脱出来るのは身体が出来上がっていない

小学生までです。その後骨などが成長すると身体の骨自体が硬くなり今まででような動作メカニズムから逸脱して

競技を継続すると腰椎分離症、ヘルニア、膝のオスグッド、X脚、グロインペイン症候群、シーバー病などを発症することが

少なくありません。これらの傷害は一時的なものでなく、継続して身体の使い方にエラーが出た結果なのです。

 

競技で必要になるのは正しい科学的に証明されている動作のメカニズム。

メカニズムの上に個人個人の潜在能力がプラスされ競技のレベル向上になります。

テニスでのストロークも同じです。相手に負けないストロークを習得するには

正確な動作、スイングを覚えましょう、それには下半身、体幹からの地面反力を

もらうことが早道になると思われます。

 

トレーナー兼コーチ野島

テニス

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。