奈良市でアスリート、スポ―ツ選手の競技力向上を行うトレーニングジム。asukaトレーニングクラブ。
今日はテニスでの競技力向上についてです。
最近テニスでの一般の方からのプライベートレッスンが増加しています。
そのなかでよくある質問がフォアハンドをもっとうまく打ちたいやもっと
正確にラリーを続けれるようになりたいというご意見です。
テニスは何歳になっても出来る競技です。
その為、とても生涯出来る競技とも言えます。しかし、テニスを開始したが
なかなかうまくならない、又は肩や肘が痛くなって競技を続けるか検討する方も少なくありません。
せっかく続けている競技なのにもったない話です。
では、フォアハンドのショットをうまくなるには、どのような動作が必要になるのでしょうか。
まずテニスは基本前から来るボールを捉えていきます。
この前から来るボールに対して自分がラケットをもって迎えるのですが、このとき
自分の身体とくに上半身が全部正面を向く形は避けるべきです。
これは、ボールを捉える際に上半身が全部正面を向くということはボールを打つときに
股関節や胸椎の回旋動作はほとんど使えないのです。使うのは腕の筋肉がメインになります。
この状態を長く続けると上達することはありません。
①フォアハンドの打ち終わり
写真①のように打った時に身体の特に股関節と胸椎部分に注目して欲しいです。
このとき左の股関節に体重がのり右の胸椎が回旋しているのがわかります。
これはこの前の段階で右の股関節で体重をのせている為に、ショットの終わりがこのようになります。
②③股関節ヒンジローテーションでの動き
写真②③での股関節のヒンジ動作でのローテーションの動作になります。
このとき、股関節が正しく回旋があると自分の上半身は基本半身になっています。
これはテニスの時も同じです、前から来るボールに対して正面でとらえると
それを吸収して跳ね返す能力がなくなります。
特に速い速度のサーブに対応していくには、股関節をヒンジする動作がないと
なかなかサーブのボールに対応することが難しいのです。
この下半身の動作を覚えることが競技力、特にフォアハンド上達の鍵になります。
④⑤股関節のヒンジ動作
股関節をヒンジしている写真が④⑤になります。これは両方の股関節で行いますが
ある程度なれてくると片足でのヒンジ動作が必要になります。
⑥⑦片足づつのヒンジ動作
写真⑥⑦では片足づつのヒンジ動作になります。
このように上半身は半身の状態になります。この状態をつくることで
前からくるボールに対応することが出来るのです。
そしてこの⑥でとらえてショットすると⑦の状態になります。これが
先ほどの写真①の状態になります。
フォアハンドを上達するにはまずこの半身になれる動作スキルが必要です。
半身になることで、ボールをより捉えたあとのショットを下半身で打つことが出来ます。
下半身で打つと正確性が各段と向上します。
フォアハンド上達にはまずは股関節のヒンジ動作のトレーニングをお薦めします。
トレーナー兼コーチ野島