奈良市のスポーツ傷害専門のトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
膝を怪我するには原因があると前回の前十字靭帯のトレーニングの投稿でもお話しました。
最近は様々な動画サイトで様々なステップなどを色々な競技でアップされています。
しかし、ここで大きな問題があります。小学生や中学生はしっかりと身体の使い方を覚えて
練習をして欲しい。動画サイトでは専門の方が行っていますが、かなりトレーニングが練習を重ねておこなっておられます。
1日くらい練習した程度で身につくものではありません。
それをしっかり意識しないと怪我をする可能性があります。
膝はステップは切り返し動作などで一番怪我をしやすいのです。特に床が滑らないフローリングや人工芝が
膝への衝撃が大きくあります。
その為小学生で多くの子供さんがオスグッド、ジャンパー膝で競技を中断することになります。
特にジャンパー膝とオスグッドは小学生・中学生でとても増加しています。
しかし、まったくならない子供さんもいます。これは動作のエラーだけの問題です。
膝の皿の大きななどは関係ありません、よく膝の皿がもともと大きいからと言われる方もおられますが、
ほとんど膝の大きさで痛みが出ることはまれです。
それよりも原因は他にあるのです。それを理解しないといつまでも膝の皿の骨が大きいからでは
何年も身体が成長するまで競技を断念することになります。
成長期だから膝が痛い、それは全てそうとはいいきれないことが多いのです。
膝の痛みは膝に原因がある訳ではありません。
膝以外の関節の使い方にあります。
①股関節の動き ②膝の動き
写真①②では股関節の伸展と屈曲動作です、走るために脚を動かしています。
しかし、この①②では股関節を主導に動かしているために、膝の角度が同じ状態で
行います。しかし、これが膝主導の選手は伸展側か屈曲側で膝が伸びてしまったり膝が過度に曲がったりするのです。
これは股関節を動かす意識が薄いためにどうしても膝を伸ばしたり曲げたりする動作で脚を回転させようとします。
これを長い期間行うことで膝の前方部分にストレスがかかりジャンパー膝やオスグッドになるのです。
しかし、多くの選手、特に小中学生はこのような動作になっていることが少なくありません。ここを改善せずにステップや難しい
スキルを動画などをみて真似をしても結局はその動作自体が出来ないのと、膝への負担が増し怪我をすることになります。
膝への負担、怪我を無くすには基本的なドリルを徹底的に行うことです。
当クラブでは基本的なドリルを徹底して行います。
パワーポジションやランジ動作などを。基本的な両足を揃えて構えるポジションや脚を左右交互にするトレーニングは
必ず競技では多くみられます。
⓷両足を揃えてのポジション
④脚を交互にするポジション
このように競技では基本的な動作の応用がすべての動作に結びつきます。
膝の怪我を予防するには、このような動作を何回、何十回、何百回とおこなっても
同じ姿勢で行う身体の使い方が必要になります。
特に小中学生では骨が完成されていないために、柔らかい動きが出来ます。それが膝での動きを
増長させることになります、この小中学生の時期に身体の使い方を徹底的に覚える。
それが長い目でみると
①怪我をしない身体づくり
②競技に適応する身体の使い方
になるのです。
簡単に覚えれることは身体には身についていないことが多いし簡単に忘れます。
しかし、反復練習をしっかりして基礎を徹底的に習得する選手は
多くのことをその後、応用として活用できます。
⑤ランジトレーニング ⑥パワーポジション
写真⑤⑥では基本的な足を揃えるトレーニング、前後に入れ替えてのトレーニング風景、
全て股関節と体幹の使い方で練習をおこなっております。
当クラブでは競技力向上の為のジュニア世代のトレーニングをおこなっていますが
一番感じることは怪我をしない身体です。その為に必要なトレーニングを
当クラブでは徹底的に習得して頂くためにトレーニングをおこなっております。
膝の怪我、オスグッド、ジャンパー膝で御悩みの親御様、気軽にご相談ください。
トレーナー兼コ―チ野島
asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp