奈良市 パーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は身体の歪みを治すためのトレーニングについて。
身体の歪みってある程度年齢がいくと誰にでもあることです。
まずここで注意は身体が歪んでいる=ダメではないということです。
身体が歪んでいても別に生活に影響がないことの方が多いのです。
脚の長さが違う、骨盤がずれている、だからといってそれが全て
悪いとは言えないのです。逆に30~50代以降の方で身体が全く歪んでいない人の方が
珍しいのです。
これは、動きの動作で自分の癖などや関節の可動域制限が出ます。その為、全ての人の
身体が左右均等であることのほうが難しいのです。
しかし、大きなゆがみがあるとそれが痛みだけでなく、関節の可動域に繋がり
呼吸筋などに影響すると関節の痛みなどに繋がることがあります。
その為、ある程度の歪みは許容範囲でも言えます。
これは、人間が二足歩行になった時からの宿命とも言えます。
ただし大きなゆがみが可動域の制限などやある一定の動作が出来ないなどは
痛みに繋がるこれを代償動作がつづくとその可能性があるのです。
では、歪みを改善するにはどのうようにすればいいのか。
確かにストレッチも重要です。
でもただ筋や関節を伸ばす方法では、簡単には関節の動きのエラーや可動域制限を
改善することには繋がりません。これは無理に伸ばそうとすると、逆に筋や関節が抵抗を
行ない、逆効果になる場合が少なくありません。
身体の筋や関節を動かすには呼吸の意識がとても重要になります。
その為、強い刺激でのストレッチなどは逆に身体の関節を硬くなり関節自体も動かなくなることが多いのです。
五十肩なども同じです。
五十肩の方に手をあげる動作での徒手的な治療などは痛みのある方向に動くため、脳が嫌がります。
その為、逆に関節が拘縮し動かなくなるのです。その反面逆方向に動かすRNTと言われるトレーニングスキルを
行なうことで腕はあがるのです。
これは拮抗筋が収縮したため、主導筋が弛緩し腕があがるようになるのです。
これもしっかりと呼吸をつかって呼吸筋での意識が必要になります。
呼吸筋には大きな力があり、特に筋を硬直した状態の部分には呼吸の吐く、吸うことで
動きやすくなります。
歪みのある場合、その関節部分だけにフォーカスをあてる訳ではありません。
しかし、なんでも全身を動かすとも違います。
ゆがみを全身を治すという方もいますが、全身を治すにもどの部分からの指令が出ているかを
理解しないと全ての関節や筋を緩める必要性はありません。
肝心になるのは、指令を伝達している部分への刺激をしっかりと伝わるように行うことです。
この伝達を伝わりやすくする為にも呼吸筋へのアプローチがとても効果的と言えます。
ヨガやピラティスも本来は呼吸を意識して行っております。
①②呼吸筋を使ってのトレーニング
呼吸筋を使ってのトレーニング、このメニューでは、胸椎の回旋、肩の水平内転を行う
トレーニング。よく猫背や姿勢が悪い原因はこの胸椎の動きにあります。
この関節を動かすことで、驚くくらい肩回りの関節の動きが変わります。
しかし、この時も無理には行わないです。
出来るだけ呼吸をつかっておこないます。
吐く息をどれだけ行えるか。吐くことで関節や筋の動きはよりナチュラルになります。
⓷胸椎の回旋トレーニング
柔軟性があがると肩の三角筋の後方までがくっつくようになります。
このトレーニングでは股関節で身体をロックすることで胸椎だけにフォーカスをあてることが出来ます。
身体の歪みのほとんどは筋の動きの制限などに引き起こされることが多いのです。その為
筋をうまくコントロールすることでより関節の動きがスムーズになり、関節自体の潤滑につながります。
歪みを治すには、まずは自分の身体の関節や筋をコントロールできることでほとんどの関節の歪みを
ある程度正しい位置に導くことが出来ます。人間には自然治癒力が存在します。
治癒力を活性化するには、基本となる呼吸を正しく練習していきましょう。
コーチ兼トレーナー野島