今日から3日間冬休み企画でお子様の姿勢についてのトレーニング方法や
普段の意識するポイントをお伝えしていきます。
今日は第1回目 上半身編
お子様でおおよそ小学生2年、3年生くらいから姿勢が崩れてくるお子様は少なくありません。
よくご相談があるのが
①内また
②猫背
③足の指の変形ぎみ、つめの変色
④身体が左右のゆがみ
⑤走り方がおかしい
このようなご相談が多くあります。
特に最近はゲーム、スマホ、などを長時間見ていることで
姿勢が崩れているのですが、その姿勢が崩れたままスポーツを行うお子様が少なくありません。
この上記の内容などで競技を行うとほとんどのお子様が怪我をする可能性が高くなります。
以前も膝中心で動いているお子様がサッカーでほとんど競技を出来ないくらい痛みがあ
発生するケースなどがあります。
これらはほぼ姿勢に問題があります。
姿勢は、競技だけでなく様々な生活でも影響するのですが、そのことを意識せずに生活し
競技を行うと競技では特に、生活以上の運動パフォーマンスが要求されるために
競技パフォーマンス向上にはなかなか結びつきにくいのが現状です。
これは世界的なプロ選手をみてください、サッカー、野球、ラグビー、バスケットボールなど
トップの選手ほど姿勢がとても綺麗です。
姿勢が正しいことで自分の筋力などを最大限に発揮することができるのです。
才能だけでは競技スポーツは現在は超えれなくなってきております。
姿勢とは特に3歳程度まではほとんどのお子様に変化はありません。しかし
6歳くらいになると自分の筋力自体が少しつづ向上する為に、幼児期に使っていたインナーマッスルと言われる
腹部の深層筋をうまく使えなくなります。その為、身体も硬くなりつま先を真っすぐでしゃがむことが
出来なくなります。
関節の硬さも結果インナーマッスルの影響が関係しております。
では、小学生の時期~中学1年生程度(6~13歳)ではまず
背中をしっかり意識させます。
背中は多くの関節や筋が存在するのと、背部にある筋は基本姿勢維持筋と言われています。
背筋が弱くなることで様々な姿勢の崩れを引き起こすのです。
①ベア
まずおこなってほしいのはベアと呼ばれるトレーニング、いわゆるよつんばいでの
トレーニングです。よつんばいで重要になるのは手の膝の位置関係です。
特に手は肩関節の下、膝は股関節の下に位置します。
この体勢のまま、まずは膝を数センチあげます。この時、腰が反ったり
お尻があがったり肘が曲がったりしないで行ないます。
この体勢が出来ないと、体幹部分の様々な関節が弱くなり立位でまずしっかり立つことが
出来ません。
②ベアウォーク
写真②では腕と脚の共同運動です。このとき重要になるのは
背中の姿勢です。背中が丸く、なったり腰が落ちないようにするには、しっかりと手のひらと
足のつま先で地面を押すことが必要になります。
ベアトレーニングは海外の多くのジュニア競技のチームで姿勢改善や
体幹強化で取り入れています。
③背部の運動 ④背部の運動
次に立位で背部の運動です。肩甲骨を寄せる、広げるトレーニング。この時
重要になるのは、顎をあげない、腕ではなく胸椎をイメージして胸を広げるイメージです。
この肩甲骨の動きが小学生では硬く動かないと腕を振ったり、回旋させることが出来なくなり
走り方に大きく影響がでます。
肩甲骨が動くことでより背部の筋や関節を動かしやすくなるのです。
⑤腕の振りトレーニング
最後に腕を振りますが、この時、上半身が丸くならないように注意です。
腕を振っても姿勢が崩れないか確認しましょう。これはまだ走るとかではなく
前傾姿勢でも腕を振る動作だけをおこなっています。この時に体幹部分が綺麗な状態で
振れていると走った時も身体のバランスを崩すことはかなり改善します。
このように前傾でも背部が正しく使えることで姿勢を安定させて動作を行うことが可能になります。
明日は下半身編になります。
小学生や中学生で競技力があがらない原因が大きくは姿勢がかなり大きく関与しています。
これは姿勢がくずれるということは身体を様々な状態の位置や動作に対応できないまま
運動をおこなっているからになります。
身体が動作に対応するには基礎的な身体をしっかりとつくりましょう、
それがまずは姿勢だと考えます。
競技での走り方、動作で御悩みの親御様気軽にお問い合わせください。
トレーナー兼コーチ野島
フィジカル・姿勢・ムーブメントを動作から改善しております。