奈良市 アスリート専用ジム/ 競技で速く走るためのトレーニング方法。体幹で地面を押す感覚を!!

奈良市アスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。

当クラブでは様々な競技スポーツのパフォーマンス向上を動作・体幹部分からトレーニングを

行うジム。

 

今日は速く走る為の身体の使い方です。

速く走るためには陸上でもサッカーでもラグビーでもバスケットボールでも

ある一定の動作へのアプローチが必要になります。

速く走るために脚を速く回転させる、腕を速く振る、地面を強く押す。

全部間違いでもありませんし、私も基本はその考え方です。しかし、その大前提で

一つイメージをするのは、どこから力を発揮するか、出力の源です。

ここがずれていると実際には、脚は速くなりにくい、またなったとしても

代償動作で走るために結果怪我につながります。

肉離れ、グロインペイン症候群、シンスプリント、シーバー病など。

これは動きそのものが四肢で行う為に、負担が四肢に影響を及ぼしています。

実際には四肢ではなく、もっと上の体幹部分での動作の改善が必要になります。

 

①地面を押す体幹の姿勢    ②地面を押す体幹姿勢

写真①から②のような地面を押してからだが伸びあがるときの脊椎に注目してほしいです。

この時地面を押すというよりも壁からの反力をもらっている為に

身体は地面方向と壁方向両方からの力を受けることになります。

その時脊椎はできるだけその負荷に耐える為に真っすぐに近い形になります。

 

しかし、これがどちらかの負荷がかけると脊椎が曲がってしまい、地面を鉛直方向に

押せなくなります。これが競技でのスピードに大きく影響します。

この地面を押す時に腕で支えているので体幹から地面に押す力を壁からもらうことが出来ます。

これを本来は自身の体幹の脊椎の関節の力で地面を押す必要があります。

 

これが体幹の能力になります。その為足で押す、回転させるためにも体幹から

指令を脚に伝えることが本来は重要になります。

その為には体幹部分の姿勢筋の強化が不可欠です。これは普段の生活からも言えることですが

猫背の姿勢で毎日生活をして競技の時だけ脊椎を意識することは基本出来にくくなります。

おこなっても客観的にみるとほとんど身体の軸は作れていません。その為地面を鉛直に押すというよりは

力の方向がまがりながら地面に伝わります。

 

それでは大きな力も地面に伝わ時には、100が60や50になりその反発しかもらえなくなります。

ですが、それを地面に対して最短で押すことが出来れば速く、強い力が地面に伝わりその反発を身体は

受けることになるのです。

 

その為のトレーニングが重要になります。

特にサッカー、ラグビー、バスケットボールのようなターンオーバーやステップ動作が多い競技では

姿勢が崩れて行うことは速度の低下だけでなく、怪我への大きなリスクとなります。

 

体幹部分とくに脊椎付近には深層筋と言われる呼吸筋などが存在し、このインナーマッスルを

強化することは小学生からでもとても必要です。その為、小学生であまりアウターマッスルを強化すると

その時は速く動くのですが、身体が大きくなると体幹の力がないだけに姿勢が維持できなくなり

結果速く動くことが逆に出来なくなります。

 

そのようなアスリートを今までも多く見てきました。あまりにも高校生で中学生で筋トレをし過ぎて

体幹の深層筋が弱い為に、姿勢が崩れて走るフォームがバラバラになり結果、速度の停滞と怪我に。

これは普段の姿勢が大きく崩れているにが自分でもわからなくなり、焦って更にアウターの筋トレを

おこなった結果、不必要な所に筋肉がつき、それを支えることが出来なくなったためです。

 

姿勢を維持する筋は、どの競技でも重要です。しかし、最近の筋トレではその部分をあまり

意識しないまま重いハイウェイトでのトレーニングが良いと思われがちです。

しかし、筋トレは間違った方法で行うとパフォーマンス低下にもつながるために

姿勢を維持する筋をしっかりと強化することが結果速く、強く、地面を押して走れるように

なります。

 

速く走る為の動作から改善するトレーニングすることをお薦めします。

コーチ兼トレーナー野島

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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