奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
当クラブは小学生1年生から大学生までの様々な競技の選手が近畿圏を中心にトレーニングに通われています。
今日は、サッカーでのコンタクトプレーについてです。
サッカーもここ10年くらい前から小学生高学年、中学生のコンタクトプレーは年々激しさを
増しています。その為、コンタクトに強くないと相手に倒されることや
競り負けたりすることになります。
特に最近は小学生でも170センチくらいの大きな選手も少なくなく、コンタクトプレーはどのポジションでも
必須と言えます。では、どのようにすればコンタクトプレーに強くなるのか。
コンタクトはセットでのプレーやボールの奪い合い、ディフェンスなど様々なシーンで求められます。
しかし、体格面で大きいからコンタクトが強いかというとそうではありません。
確かに大きいことは体重面などでは重いかもしれませんが、コンタクトプレーでは体重や体格だけでは
無い部分も多いのです。
それは現代サッカーを見ても決して大きな選手ばかりが活躍している訳ではありません。
では、どうして体格差ではないのでしょうか。
これは、身体がコンタクトするときの身体の使い方に問題があります。
私は現在、フィギュアスケート、サッカー、剣道、柔道、ラグビー、テニス、ゴルフ、バスケットボールの
トレーニング指導をメインにおこなっていますが、基本プレーでのパフォーマンス向上には
筋力も確かにある程度の年齢からは必須ですが、高校生でフィジカルトレーニングをおこなっても
その行ない方に問題があると逆効果になります。
速さを求める筋トレや高重量を扱う筋トレでも、身体の動作に正しい観点からトレーニングを行なわないと
実際のプレーではそれほど筋トレの効果を発揮できません。逆に可動域が狭くなり怪我を多発する原因となります。
最近の小学生高学年では股関節が硬く、股関節で動くことがほとんどなく、腰や膝で動きを制御しようとしています。
それは結果的には怪我やパフォーマンスダウンにつながります。
コンタクトプレーでも同じです。身体の使い方がどれほど意識出来るか。
当クラブでは正しい動作を分析してそこからのトレーニングを指導しております。
①
サッカーでのコンタクトプレーで地面が足についているときに、股関節が正しく作動しているかどうか、
そしてその股関節を正しく動かせる体幹の能力があるかどうかになります。
股関節を正しく使うことで本来はストップ動作と言われる踏ん張る動作が強くなります。
しかし、写真①のような時にあたり負けしたりするのは、股関節の動き的に正しく使えていない、そして
それは体幹の能力が正しく作動していないと言えます。それを
一概に体重の重さや体格差ではないのが現状です。
体幹部分は基本上半身にあります。この部分が制御出来ないとその反動は下半身の地面を押すことに大きく影響します。
②体幹部分の姿勢
体幹とは腹部、背部の深層筋のことを指します。
この部分は小学生の時から、崩れているとその影響は競技でも必ず影響します。
例えば、
③体幹テスト
写真③では耳の横から手をあげた状態で、この状態でしゃがみます。
この時背部~臀部までは基本斜めの一直線上です。
この状態を30秒維持を5回出来るかどうか。
最初は半数くらいの選手はこの状態を維持出来ません。それは、身体の使い方が普段から腕を腕であげ、
しゃがむことが膝や腰でおこなっているとこの状態の姿勢を維持出来なくなっています。
しかし、この状態が30秒維持出来ないことはかなり体幹部分の安定性に強度がないことを指します。
練習することで多くの選手が数カ月後、この状態を30秒以上を5回以上維持することになります。
それは自分でも驚くくらい当たり負けしないのです。
体幹部分が弱いとその状態で相手とコンタクトを行うと体重が重い方がコンタクトに有利になります。
これは重量の重さに単純に重さで勝てないことになります。
しかし、体幹部分の安定強度が高くなると、自分の体重を地面にダイレクトに伝えることが出来ると
その反発が自分に戻ってくるため、大きなパワー発揮となるのです。
これが体幹をどれだけの強度があるかで体格差に関係なくコンタクトに強くなれるのです。
上半身部分の体幹の強度があがることはコンタクトを行う上では不可欠になります。
写真②のように地面を押すときに自分の体幹部分が鉛直方向に押すことが出来ることで
コンタクトプレーは全くかわって変化します。しかし、これを試合中、この姿勢を維持するには
強い体幹力と脊椎の可動性がとても大切です。
体幹部分のトレーニングを行なうことで、この姿勢を維持するインナーマッスルを小学生から強化しましょう。
当クラブではこのインナーマッスルのジュニア期のトレーニングを専門でおこなっております。
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トレーナー兼コーチ野島