奈良市で速く走るトレーニングジムをおこなっています。
速く走るのには、コツがあります。
このコツをいかに速く習得するかが速く走ることに結果繋がります。
しかし、なかなか自力で子供さんがこれをひとりで習得するのは
容易ではありません。また陸上教室で多くのお子さまと走っても習得できるかどうかは
微妙な所です。
走り方は特に陸上なのか、球技などかにより走り方が少し変わってきます。
陸上の場合基本100mを走るわけです。その為スタートブロックがある場合なら
地面を押す感覚を掴みやすいのですが、球技系スポーツでは動きながら走る為に
急激にトップスピードにギアを変える必要があります。
また小学生~中学生では50m走というよりも30mくらいまでの速さが必要です。
小学生なら20mくらいでもいいと思います。いかに短い距離を速く走るのか。
これがポイントになります。
陸上の場合では100mを分解して練習する必要があります。
その為、競技スポーツにより少し走り方やトレーニング方法も変化してきます。
陸上の場合は3段階くらいに分けてトレーニングします。
球技系スポーツのサッカー、野球、ラグビー、バスケットボールなどは
まず0~5mの走り方から練習します。
球技系スポーツの場合、0~5mは身体の動作手順さえ間違えなければ
急激に速くなります。
①階段走での姿勢
速く走るためのコツとして
①上半身の使い方
②体幹の安定性
③膝の使い方
この3つを今日は説明したいと思います。
まず写真①のように階段ダッシュはよくあるトレーニングの風景です。
私もよくします。この階段ダッシュが何故速く走ることにつながるのでしょうか。
実際坂道を速くはしってもそれほど速く走ることには直接はつながりません。
これは身体の動作を癖づけるためとも言えます。
坂道、階段は傾斜があります。この傾斜をのぼるにはまず、上半身の力で大きく
身体を動かしてまずはスタートする必要があります。
それはスタートに一番大きな負担がかかるからです。
その為写真①でもそうですが肩、腕、胸椎大きく動かして進んでいます。
次に体幹部分です。坂道を走ることで前方からの負荷を感じて走ります。
その為、身体の左右のブレが大きいと前に進みません。出来るだけ効率よく走るためにも
負荷をかけることで体幹が安定します。
最後に膝です。段差や傾斜を駆け上るには膝をある程度あげる必要性があります。
そのことを意識することで膝から前に進むようになります。
このように速く走るには上半身の大きな力、体幹の安定、そして膝が前方に向かっていく。
このことを普段から意識して走ることが必要になります。
特に上半身の使い方と膝の使い方はほとんどの子供たちは意識しない部分でもあります。
その為、肘から下だけが動く、膝から下だけが動くという走り方になると、
地面を押すという走り方とは別の走り方になってしまいます。
速く走るにはその3つの要素を正しくトレーニングすることで誰でも速く走れるようになるのです。
特に最初のスタートダッシュは身体全身で走るイメージが必要になります。
②スタートの姿勢
スタートの練習としてBOX台で膝を上げても身体の前傾が倒れないようにします。
写真②のように、自分の姿勢を変えずにスタートを出来る練習を行います。
しかし、基本は上半身を胸椎から動かすイメージ、そして膝が前方に出る、
最後にこの体勢でも崩れないように体幹を安定させる。
このBOX台での練習ではそのことをイメージします。
速く走るには3つのことを練習することで足は確実に速くなります。
是非、速く走るトレーニング実践してみてください。
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トレーナー兼コーチ 野島
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