奈良市のあすか鍼灸整骨院、
asukaトレーニングクラブの
トレーナー兼治療家の野島竜一です。
今日も朝から京都に。
とても暑く23度。
先週とは大きな温度差ですね。
春は卒業、入学の季節。
当クラブでもトレーナーとして新しいトレーナーが入社されます。
出会いは重要ですね、出会いで色々なものが変わります。
出会いを大切にすることが自分を高めることにも
なると私は思います。
今日の投稿テーマは
競技からの復帰に向けての実践リハビリの膝です。
可動域と関節の使い方を意識
今日から
実践リハビリしとして膝、腰、足首、肘の4つの関節について
お話していきたいと思います。
今日は膝です。
膝はバトミントン、バスケットボール、バレーボールなど比較的
体育館で行う競技に多いが特徴です。
その原因として体育館での床に問題があります。
外で行う競技では芝生や土の場合は急激にストップする
際にスパイクやシューズは少しすべりながら止まります。
しかし、床はシューズが改良されて滑りにくくなっています。
この滑りにくいことが膝に大きな負担になることに繋がります。
滑りにくいことは競技的にはパフォーマンスの面で
とても重要です。しかし、滑らないということは、
逆に言えば、踏ん張ることが出来ないと怪我を引き起こすことになります。
特に、膝については、ジャンプやステップ、ターンオーバーなどの
切り替えし動作や不安定な着地の際に股関節の可動範囲と強度がないと
膝はねじられることになります。
写真① 写真②
写真①②は地面を捉えるパワーポジションからの方向転換の動きです。
爪先の方向と膝の方向が同じで地面を股関節でしっかりと踏んでいます。
この動きには股関節をあらゆる方向に動かせる可動範囲と地面をきちんと
押さえることが出来る効率のいい動作が必要になってきます。
まず、可動範囲からリハビリを開始します。
膝の怪我や術後に行うのは筋力からと思いがちですが、
怪我をした後は、関節や筋の可動範囲が狭くなったり
拘縮があることが少なくありません。
この状態で筋力をいくらつけても小さな可動性では
筋肉量が思うようにはつきません。また大きなパワー発揮が出来ない
状態になります。これでは競技に復帰しても怪我に繋がる可能性が
高いのです。
まず可動性をあげましょう。大きな可動を行えることは
筋力トレーニングを行う際に、筋は大きな運動量を行う
ことになり、結果筋肉量も増加しパワ-発揮が可能になります。
これがリハビリをする上で意外と実行されていないことが少なくありません。
しっかりと可動性をあげてから、筋力強化を行いましょう。
可動性があがると関節を効率よく使う練習をしましょう!
可動性があがると関節を効率よく
使うリハビリをお薦めします。
膝の怪我はほとんどが、膝で回旋動作や
しゃがむ動作を行っている普段の習慣を
加味します。ですので膝主導ではなく
股関節を主導で動く練習をしましょう。
特に股関節を曲げるヒンジ(蝶番動作)
写真①
上記の写真①は股関節をヒンジ(蝶番)をしている動きです。
このように股関節を曲げることを徹底することが膝主導から
の脱却に繋がります。
写真②
上記の写真では右の股関節をきちんとヒンジしている
所です。このように股関節を効率よく動かすことを
出来ることでステップ、ターンオーバー、ジャンプ着地による
膝への負担を大きく減少することが可能になります。
このような可動性と関節の動かし方を練習してから筋力強化を行うことを
お薦めします。
膝は何度も繰り返し怪我をすることで
膝周辺の筋や関節は硬くなり、弱くなります。
可動性や効率のいい動きを覚えないことには
同じ怪我をする可能性が高くなります。
しっかりと順序を持ってリハビリすることを
お薦めします。
明日は腰のリハビリについて投稿したいと思います。
競技での膝のリハビリでお悩みの親御さま、
膝の怪我を予防したい選手の方、気軽に
お問い合わせください。
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トレーナー野島