奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日からトレーニングや動作のブログを指導者の方、コーチの方、親御様にも
是非、参考にして頂きたく今回は指導の方への方向でのブログ記事になります。
最近では、サッカー、バスケットボール、ラグビー、野球など様々な競技で
走るトレーニングを実施されています。
しかし、よく聞くのがなかなか足が速くならない、練習を週5回もしているが
速く動くことが出来ないなどのご意見を少なくありません。
確かに大人数でのトレーニングではコーチやトレーナーが全員のフォームなどを
確認することが難しく、フォームを重視しないで数や量を優先する形が少なくありません。
確かにトレーニングなどの量は必要です。しかしフォームが全然出来ていない選手に量を
いくらおこなっても速くはなるかはかなり疑問です。
特に最近ではミニハードルやラダーを重要視しているチームも少なくありません。
大人数では大人数を一緒に行うにはとてもツールとしては活用しやすいため。
私もミニハードルなどは結構使用します。
ここで問題はその意図を選手が理解しているかどうかです。
ミニハードル→速く走れるはです。
ミニハードルで速く走れるならトレーナーやコーチは要りません。
何故、ミニハードルを使うことで速く走れるようになるのか?
そこを理解することをコーチやトレーナーが何回でも説明する必要があります。
逆に言えば説明できないことは選手も何も意識しないままただ、ミニハードルやラダーを
行うだけの練習に。それでは速く走る、移動する為ではなく、ミニハードルやラダーを上手に行うだけの
練習になり、実際の競技では全然速く走ることは出来なくなるのです。
これは、意識の問題と理解の問題です。
どの練習、トレーニングも見解とその方向性を明確にしないと
ほとんどの選手は速く走れないでしょう。
一部、まれに自分で理解できる選手は速く走ることが出来るかもしれません。
それではチーム全体のレベルアップを行うのは難しい。
その為、基礎ドリルを使って同じ動作を徹底的に習得していくことが結果的に
全体のレベルの底上げになります。
①パワーポジション
②ランジ
⓷ヒップロック
④ランジウォーク
⑤ヒップロックでの歩行
この5つの動作には移動の全ての基礎が入っています。
パワーポジションが正確に出来ることで
股関節を正しく使い身体を動かす基礎になります。
ランジでは片足で地面を捉える所謂ランの為の動作の全てが網羅されています。
最後にヒップロックを行うことで、股関節、膝、足首の使い方をすべてどの位置にあることで
より速く動けるかを知ることが出来ます。
①パワーポジション ②ヒップロック
写真①②のような動作を何回しても同じ姿勢で出来ることがとても重要になります。
走る、速く動くには、このような股関節を曲がった状態からのスタートと膝をあげる
ニーアップ、足首の固定を出来ないことには実際、高速で移動することは簡単ではありません。
正しい基礎的なドリルを覚えることが結果的には選手の身体の使い方が大きく変化し
速く動くことに繋がります。
是非、指導者の方には基礎的なドリルをまずは正しいフォームで出来るまでは
あまり応用の要素が多いメニューは少し待った方がいいと思います。
是非、指導者の方にはどの競技にも適応できる基礎ドリルをお薦めします。