60代からのつらい腰痛には、姿勢改善と体幹力向上が有効です。

奈良市の姿勢改善、スポーツ障害専門の

あすか鍼灸整骨院、

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

今日の投稿テーマは

60代からの正しい腰痛予防対策について

1、背中の丸みは治せない?

2、背筋強化は意味ないの?

3、60代から体幹力って必要ですか。

4、姿勢を正す本当の意味は。

 

1、背中の丸みは治せない?

 

60代以上の方で背中が丸くなる円背で

お悩みの方は少なくありません。しかし、この背中の丸みは

治せないのでしょうか。

答えは状態にもよりますが、ほとんどは治せます。

背中の丸みがある方で壁にもたれてみてください。

この時に壁に背中や腰がつく方は基本

背中の丸みは治すことが可能です。

 

よく、骨が変形して治せないということを

TVでも放映していますが、これは違います。

骨が変形しているのはほんの少しで筋肉自体が

硬くなりそのような形を作っているのです。

確かに腰椎の骨折等で後天的に何かの原因で変形する

ことはありますが、骨自体は年齢とともに

多少は変形します。これは誰もがあることで、特別な事では

ありません。

それよりも、筋力の著しい低下が姿勢を大きく変形させているのです。

ですから当クラブも背中が丸い高齢の方でも(80代)正しく

トレーニングすることで姿勢は少しづつですが、まっすぐになっていきます。

 

 

2、背筋強化は意味ないの

 

背筋を強化は意味がないようなコメントを

出すTVがありますが、これも違います。

背筋は姿勢を維持する筋です。

この背筋を強化しないと姿勢を維持することが

難しくなります。

背筋は身体を前傾する動作では必ず必要になります。

この前傾する時に背筋が弱いと腰をくの字に曲げて行う

ことになります。

Slim woman doing exercise with weight in fitness club. Attractive female athlete training in gym

sport, fitness, bodybuilding, lifestyle and people concept - man and woman with bar flexing muscles in gym

上記のようなトレーニングでも足の筋で

重量を支えていると思われがちですが、基本は

背中の筋が弱いと腰で支えるフォームになり

腰を痛めてしまいます。

 

身体を前傾する動作は全て背筋が必要です。

この背筋を強化せずに腹筋を意識することは

不可能です。腹筋も確かに腹圧を高める為に

必要です。しかし、背筋を強化することは

必然的に腹圧を高めることにも繋がります。

いくら仰向けの状態で腹圧を高めるエクササイズが

出来ても実際の日常生活では身体が前傾することが

多くこの前傾を支えるには背筋が不可欠です。

ですので腰の痛みを予防するなら背筋をしっかりと

強化することが重要です。

 

 

3、60代からの体幹力強化出来ますか。

 

60代になると体力も筋力も強化できるのでしょうか、

と質問を受けることも少なくありません。

しかし、現代ではプロ野球でもプロサッカーでも

選手の寿命は確実に長くなっています。

40代後半でもオリンピックやプロ野球で活躍する選手も

います。これはフィジカルトレーニングが徹底しているからです。

フィジカルトレーニングとは単に筋力トレーニングだけでなく、

体幹と言われる身体の中心にある部分を強化することが重要です。

肩関節、股関節、胸椎、腰椎、骨盤これらを構成する筋、関節を

体幹といいます。この体幹部分を強化することが何故必要なのか。

それは体幹部分には身体をコントロールする機能があります。

このコントロールが出来る事で四肢への様々な伝達がスムーズに

進みます。

 

ですので、年齢を重ねてもこの体幹部分が強いことで

競技での自分のスピードや反射能力を維持することが出来ます。

これが強い人が筋力トレーニングを行うことで更なるパフォーマンス向上に

繋がるのです。ですので60代からでもこの体幹力を強化することで

筋力トレーニングを行う際の筋力を活性することを促すことが可能になります。

 

4、姿勢を正す本当の意味

 

姿勢を正すことが何故腰痛に効果があるのか、

腰痛の原因のほとんどは姿勢です、

ほとんどの整形疾患は姿勢です。

姿勢以外で逆に痛みを起こす原因があるとすれば、

それは突発的な要因での怪我しかありません。

 

膝、股関節、腰、肩、の痛みをもたらすのは

姿勢です。姿勢を崩れることは、関節の柔軟性と強さを

無くすことになるのです。

姿勢を正しくすることで関節のまず強度を保つことに

なります。脊柱も歩行時には前傾しようとします。

それを支えるには背筋を意識します、

また臀部やハムストの筋を意識することも

姿勢を正しくすることに繋がります。

このように姿勢を立位,座位でも意識することは

関節の筋を正しく使うことに繋がります。姿勢はバランスです。

前、後、左右の筋をバランスよく使うことが必要です。

一方のみに偏る動きに関節の動きを悪くして関節や筋を

傷める原因になります。

 

是非、姿勢を正すことをお薦めします。

座位では座骨に座るイメージが。

立位では背筋、殿筋、ハムストを意識して。

歩行時には前傾し過ぎないように下腹部、背筋、殿筋を意識して。

そして全ての動作でこれらをスムーズに行うには

体幹トレーニングを行う必要があると思います。

 


 

60代からのつらい腰痛には、

自分の身体の使い方や体幹を強化して筋力強化が

必要です。またこれが正しい姿勢を生みます。

つらい腰痛で悩まれている方は是非、自分の身体を強化することを

お薦めします。

つらい腰痛を早く改善されたい方、是非気軽にお問い合わせください。

多くの方が60代からトレーニングをされて腰痛を改善されて

おられています。

 

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

asukaトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

0742-22-0120

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。