整形外科疾患のリハビリについて②脊柱菅狭窄症を改善するには。

奈良市のジュニアトレーニング専門の

asukaトレーニングクラブ、

スポーツ障害専門のあすか鍼灸整骨院の

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


私たちがトレーニングを行う上でもっとも重要なのは、

正しい動作で行うことだと思います。

正しい動作とは=機能的な動きだと私は思います。

この機能的な動きを行うことは、幼児期が一番出来ていたのかも

しれません。年齢を重ねるうちになかなか出来ないようになりつつあります。

それは代償でもその同じ動作を出来るからでしょう。

この代償動作をいかに無くすか。これが競技パフォーマンス向上にも

大きな影響を与えると思われます。

 


今日の投稿は

整形外科疾患 脊柱菅狭窄症を改善するリハビリ方法

お腹とお尻の筋肉、背筋の強化が。

 

脊柱菅狭窄症とは、40代以降の方で脊柱菅といわれる部分が狭くなり

神経を圧迫することで下肢のしびれや長時間歩行が出来ない症状が現れます。

しかし、最近の研究では下肢の痺れは脊柱菅の狭くなることよりも

脊柱菅周辺の過度な筋の過緊張が問題でおきていることがあきらかになってきております。

その理由としまして、40代以上の方の脊柱菅は年齢とともにほとんどの方が

狭くなります。しかし、全員に症状が現れる訳ではありません。

症状が出やすい方の特徴として、

①運動を1週間でほとんどしない

②座り仕事や座る時間が長い

③股関節が硬い

などの方に多くみられます。

胸椎~腰にかけての筋が長年の運動不足や座位での生活で

脆弱になり自分の体重を支えることが出来なくなってきており

その結果脊柱に大きなストレスを与えていることが大きな要因であると思われます。

しかし、安心してください。

脊柱菅狭窄症の方でもリハビリを行うことで

症状はほぼ皆無になります。それがお腹の筋の強化、背筋、殿筋の強化にあります。

 


脊柱を支えるお腹の呼吸筋群

 

脊柱菅狭窄の方は全体的に呼吸が浅い現象にあります。

その為、お腹にある呼吸筋と言われる筋をあまり活動的に

使えていません。その結果脊柱を囲む筋が弱くなっており

家で言えば家を支える地盤が緩い状態になっています。

当然地盤が弱いと上に立っている家は何かの拍子に傾いたりします。

これが身体でも同じことが言えます。

身体で言えばお腹の筋はそれにあたります。

お腹には呼吸筋の横隔膜、腹横筋と言われる呼吸で動く筋があります。

この筋を強くすることで脊柱を守ることが出来ます。

またこの筋は非常に強く、柔軟性に富んでおり脊柱を支える大きな要素になります。

 


 

背筋と殿筋の強化の必要性

 

背筋と殿筋は普段の生活で非常に大きな役目を果たします。

特に、殿筋は歩行、しゃがむ、立つなどの動作全てで本来は使うべき筋肉になります。

背筋は姿勢が猫背にならないように、後方から支える役目があります。

脊柱菅狭窄症の方はこれらの筋があまり活性されずに、どちらというと

太もも前面に頼った使い方と腰を過度に使う動作が目立ちます。

本来は姿勢を維持する為には、殿筋と背筋といった身体の後面にある筋を

使うことが理想です。

この筋を活性することで、身体を効率よく使うことが出来ます。

脊柱菅狭窄症はこれらのお腹の呼吸筋と背筋、殿筋を強化することで

痛みやしびれ、歩行の障害も完治します。

当クラブでも多くの方が、きちんとリハビリを行い治られています。

 


 

脊柱菅狭窄症でお悩みの方、気軽にお問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

トレーナー野島

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。